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JK「それでも、俺がいない間に知らない男と会っていたのは許せないな。」
ジョングクは私の腰をさらに引き寄せ抱きついた。
彼は見た目以上に力が強く、私はなされるがまま抱きしめられた。
「ジョングク…私はどこにも行かないよ？だから、ほら。久しぶりに会えたんだから、機嫌なおしてくれるかな」
私は、彼のサラサラした髪を指で梳きながら声をかた。
「A…。じゃあさ、俺にもAの写真撮らせて。そうしたら、大丈夫。」
ジョングクが上目遣いで言うものだから、私はきゅんとしたことを隠しつつ頷いた。
私が承諾したことに満足したのか、とてもにっこりしたジョングクは立ちあがり、私を茶室の畳間に座らせた。
そして、レジの横にあった、少し大きめの花瓶に入っていた花しょうぶを束ごととった後、水が滴らない程度にチラシで巻いて私に渡した。
JK「その花、今日のAの着物の色と、すごく似合っているよ。これを持ってそこに座って」
そう言ってジョングクは持ってきた一眼レフと手に取った。
陽の光が柔く当たる茶室で繰り広げられたプチ撮影会は10分ほどで終わった。
私は、カメラを向けられてるとはいえ、ジョングクにずっと見つめられている感じがして恥ずかしくなった。
彼の「終わったよ」との声に肩の力が抜け、ほっと一息つきながら少し熱くなった頬に手を当てた。
カシャ
先ほどとは違った音が聞こえ、顔を上げるとスマホを持ったジョングクが「隠し撮り」と言って笑った。
「もう…とても恥ずかしかったんだからね。」
照れるのを隠そうとムキになっている私の横に、ジョングクは腰掛けた。
JK「ごめんね。でも、Aがとても綺麗だったから。とても…本当に、俺だけのAでいてほしいよ」
こんなくさい台詞も、彼が言うと様になっていて、私は不覚にもときめいてしまった。
「私だって、あなたを独り占めしたいわ。そんなことできっこないってわかってるけど…」
私はジョングクに寄りかかると、左肩を抱きしめられた。
彼の手の熱が肩を伝わり、その心地よさに私は目を閉じた。
ジョングクの香りがほのかに鼻をかすめる。
全身が彼に包まれているようで、私はひどく安心した。
もっと…とすり寄ったら、ジョングクの手が私の頬を撫でた。
JK「A、好きだ」
彼の言葉に、耳がじんわりする。
まるで、スローモーションのようにジョングクはゆっくりと口付けた。
陽の光が私たちを優しく包み、静寂が心地よく、口付けは深まった。
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ゆき(プロフ) - 共感していただいて嬉しく思います。私もトンイが大好きなので、ついつい話に織り込んでしまいました。コメント頂き、ありがとうございます(^^) (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)
しずく より(プロフ) - 初コメ失礼します！トンイすっごい好きなんですけど、周りに好きな人がいないのでお話中に出てきてて勝手に喜んでます(((( (2018年8月6日 3時) (レス) id: 8a59c88b0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年6月27日 22時
