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あなたの優しさに、どれだけ救われたことが…
そう言った彼女に、俺は耐えきれず重なった手を半ば強引に掴み自分の胸に抱き込んだ。
いくら抱きしめても足りない。
彼女を愛しく思う気持ちが募るほど、抱きしめる力が強くなっていく。
下され髪から甘い香りが鼻をかすめる。
JK「A…俺が優しくするのは、Aのことがとても大切だからだよ。」
目を閉じて、まるで告白するかのように俺は言い、そっとAの髪に口付けた。
くすぐったいよ、Aはくすくす笑う。
「ねぇ、ジョングク…少し、お昼寝しよっか。」
Aはそう言って、そのまま畳の上に倒れこんだ。
重心がいきなり右腕にきたので、咄嗟のことに反応できなかった俺もAとともに寝転んだ。
俺が腕枕をする状態となり、ゆっくり身じろいだAは俺の頬に手を添えた。
「私も、ジョングクのことが大切よ。とてもとても、大事な存在…。」
Aは、俺の腕の中で優しく微笑んだ
Aの瞳に映る俺は、今どんな表情をしているのだろう。
嬉しくて、幸せで、俺の顔は緩みまくってるに違いない。
愛しい人に、大切だと言われて喜ばない奴なんていないだろう。
「ジョングクの腕は硬いね」と言いながらも、首筋にすり寄ってくる彼女が可愛くて、肩を抱き寄せた。
窓から差し込む陽気と、静かに響くショパンのワルツが心地よく、眠気を誘う。
ゆったりとした時間の流れに、意識が吸い込まれそうになる。
Aの規則正しい寝息に耳を澄ませ、俺は目を閉じた。
「ただいま〜」
空は夕暮れ色に染まり、街灯がちらほらと明かりを灯していた。
店内は薄暗く、ただ音楽が流れているだけで人気は感じなかった。
二人で出かけたのかと思ったレンは、買い物袋をカウンターにおき、少しだけ空いていた窓を閉めようとした。
「あ…」
暗闇から浮かんだ二人の人影。
ジョングクとAが、お互い寄り添って寝ているのが見えた。
「こいつら、これでまだ付き合ってないんだもんな」
これはしばらく起きないだろうと思い、レンは奥から持ってきたブランケットを二人に被せた。
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ゆき(プロフ) - 共感していただいて嬉しく思います。私もトンイが大好きなので、ついつい話に織り込んでしまいました。コメント頂き、ありがとうございます(^^) (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)
しずく より(プロフ) - 初コメ失礼します！トンイすっごい好きなんですけど、周りに好きな人がいないのでお話中に出てきてて勝手に喜んでます(((( (2018年8月6日 3時) (レス) id: 8a59c88b0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年6月27日 22時
