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MVの撮影は無事終わり、俺たちは車内でくつろいでいた。
MN「おーい、今から水安保で温泉入りに行くから、念のため顔かくしとけよー」
マネヒョンの声かけに、一斉に返事をした。
TH「やったー!温泉〜はきーもちーなー」
JM「テヒョナー、まだ温泉入ってないじゃん」
YG「にしてもさ、この雨大丈夫か?やばい気がするんだけど」
ユンギが言う通り、窓の外は土砂降りで視界がほぼ見えない状態であった。
いかにも雨が降りそうな厚い雲があったと思ったら、予想通りの大雨となった。
土砂降りの中露天風呂に入るわけにもいかないので、今回は屋内風呂を貸し切っての予約となった。
行くところはもちろん、水安保といえば『山仙』であり、有名旅館の大浴場の一つを貸し切ることができたのもマネヒョンのお陰だ。
そういえば、昔家族でこの辺りに旅行で来た覚えがあるなと思っていたら、突然マネヒョンが声を荒げた。
RM「マネヒョン、どうしたんですか?」
皆一同に、何事かとマネヒョンを凝視した。
MN「すまない、急に大声を出してしまって…実はな、この先のトンネルがこの雨の影響で土砂崩れにあって通行止になっているらしいんだ。いつ復旧ができるかわからないらしくて、恐らく今日は帰れないと思う」
予想外の事態に、唖然とする俺達。
JN「他のスタッフの車は?大丈夫なんですか?」
先に出発したスタッフの乗るバスが、土砂崩れにあっていないか心配になった。
MN「スタッフ達は大丈夫だよ。幸い、トンネルを抜けた後だったらしい。問題は、どちらかというと俺たちだな」
明日以降はオフだったから良かったなと、気楽に笑ったマネヒョンに肩の力が抜けた。
JK「そんで、今日はどこに泊まるんですか?まさか、車?」
JM「いやいや、ジョングクそれはないでしょ。マネヒョン、ホテルは大丈夫なんですよね?」
MN「今確認中だよ。お、ちょうどいいところに連絡が…」
そう言ってスマホを手にしたマネヒョンは、次第に表情が硬くなっていったので何となく察した。
JH「あー、こりゃダメだったみたいだね」
野宿決定かと項垂れるメンバー達。
MN「ごめんなみんな、山仙は満室だから取れなかったよ…他のとこ探すわ」
JN「マネヒョン、この近くに旅館があるみたいですよ。しかも、いい感じの雰囲気」
ジニヒョングッジョブ!とはしゃいだ俺たちは、マネヒョンにすぐ電話するよう促した。
MN「大人9名で…はい。急なんですが…。良かった!ありがとうございます」
無事宿の確保ができたようで、皆ほっと一安心した。
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あーちゃん(プロフ) - とりま最高 (2019年10月10日 16時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 愛(サランさん» ありがとうございますm(_ _)m 次回作もお楽しみに…笑。 (2019年3月21日 16時) (レス) id: 6fb3a64d96 (このIDを非表示/違反報告)
愛(サラン(プロフ) - お、おわり、、 めちゃくちゃ面白かったです!ありがとうございました!次もあるなら待ってます!お疲れ様でした (2019年3月21日 14時) (レス) id: bbbfbb5774 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 凄い面白いです!更新頑張って下さい! (2018年12月17日 15時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます。頑張ります♪ (2018年12月6日 14時) (レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2018年9月14日 15時