26時、ナイトコードで。【ニーゴ】【男主】 (ページ9)

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9 アンダーグラウンドページ9

A「司。アングラ...アンダーグラウンドっていうのはまぁ、簡単に言うとネット上で音楽を公開することかな」

拙い説明だったが、司は納得したかのようにニッコリと笑っていた。
司「そうか！ありがとう」

A「そういえば、さっき。司が何か言いかけていたけども、どうしたの？」

僕が尋ねると、類と司は目を合わせニッカリと笑った。
類「司くん。お願いできるかな？」
司「あぁ、勿論だとも。A、見ててくれ」

司は制服のポケットから携帯を取り出すと、【untitled】と書かれた曲の再生ボタンを押した。

無音。

すると、全身が輝々とした光に襲われた。
その光がフェードアウトすると、目の前には遊園地と思われし所が現れた。

A「ここは...」

類・司『ようこそ。ワンダーランドのセカイへ』

そこは、自由に動くぬいぐるみ、歌う花などが居る。

類「先程話した、『ワンダーランズ×ショウタイム』はフェニックスワンダーランドの他に、このセカイでも活動しているんだ。そうだ。今度、僕達のショーを見に来てくれないかい？」

類は軽やかな仕草でショーのチケットを一枚取り出し、僕のジャケットの胸ポケットに入れた。

A「そうか、そうだったんだ」

他にもセカイがあるのか。

A「ありがとう。類、司。でも、これだけじゃあフェアじゃないね。僕もいいかな」

僕も、携帯を取り出し一曲の音楽を再生した。