八、貴方はアイドル ページ30
*
田村side
ザッザッザッ……
「えー……今日は会計委員会のお仕事か。今月の各委員会の予算書持っていかなくてはな」
私は四年ろ組の田村三木ヱ門だ
忍術学園のアイドルと呼ばれているッッ(キラキラ)
そろそろ月の末尾だから予算書の整理をしなくてはならない
この書類の整理が終わったら守一郎達を誘ってAの所にでも行こうかな
「あははは、そうだよね〜」
「あの先輩達の中なら〜〜___」
なんだ、唯のくノ一達の世間話か
「誰が一番“アイドル“に向いてると思う?」
!!!?
その言葉を聞き流さずにはいられなかった。
アイドル学年と言われている我々四年生のことだとすぐに察した
思わず遠くにいるくノ一達の会話に耳を傾けてしまった
「私はタカ丸さんかなー他の四年生より穏やかなお兄さんだし、かっこいいしね!」
「うちは綾部先輩!マイペースでクールだけど笑うと可愛いギャップ萌え……」
「いやいや、断然爽やか浜先輩でしょ!!他の四人がアイドルに見られがちだけど、浜先輩の純粋さが逆に良いんだよ」
「やっぱり、滝夜叉丸先輩だよ〜忍術学園のスターって自称してるけどアイドルでもあるぐらい輝いてるよ………」
「滝夜叉丸先輩はないない!!田村先輩といつも喧嘩で争ってて全然アイドル感ないもん
どっちかと言うと二人とも……勘違い自惚れしてて"イタい"?」
え、ここ、この私が、守一郎達よりアイドルに向いてない…………??
イタい…………???
私って滝夜叉丸と同レベルってことなのか………
こんな会話聞くんじゃなかった。
女子達は何人か私にファンがいるものだと思ってた
いないんだ…………
浜「あ、三木ヱ門〜!」
田村「守一郎………」
浜「一緒に食堂でお昼食べに行かない?」
田村「いや、誘ってくれたのにすまない……ちょっと食欲が無くてな………希望もないんだ……」
浜「……え、希望?」
田村「なんでもない。私は委員会の仕事もあるからじゃあな……」
浜「う、うん………」
足が力が一気に抜けたみたいによろける
やはり、女子から見たら私はそういう奴なんだろうか………
こんな状況、友達になったばかりの女子のAには更に見せられないな…………
「はぁ…………」
浜「……………三木ヱ門!」
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おんぷ - 続き楽しみにしてます (1月2日 15時) (レス) id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - おんぷさん» コメントありがとうございます!励みになります( ; ; ) (11月17日 16時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 続き楽しみにしてます。 (11月13日 23時) (レス) @page23 id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - 豆乳ぷりんさん» わわわコメントありがとうございます!! 面白いって言って頂けて嬉しいです……ゆっくりですが、頑張って書いていきます! (7月17日 18時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
豆乳ぷりん - コメント失礼します!お話めっちゃ面白いです!!続き待ってます! (7月16日 17時) (レス) id: 4a08c85297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいこはん | 作成日時:2023年7月7日 3時