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それから数日後………





私はお父様から買ってもらった沢山のお手玉をギュッと握りしめて、前に木の下で遊んでた子達がいないか窓から確認した





すると、木の下から楽しそうな笑い声が聞こえてきた




『きっとあの子達に違いない…!』




そう思った私はいてもたってもいられず、誰にも見つからないようにお城の外へ出た。




はじめて見る景色、城下町は賑わっていた





『わぁ……窓から見たときより凄い……』





思わず間近で見る町に見惚れてしまった





『あ、急がなきゃ!!』




両手いっぱいのお手玉を抱えながらあの大きな木の下に向かった











『は、はぁ……はぁ………こっち、だっけ………』




いつも上から覗いてはいたけど……はじめて町に出たから、木の下の場所が分からなくなってきた………





走り慣れてないせいか、自然と息が上がってた




町にある物が全体的に怖く見えた。
ひとりぼっちだから余計に今の状況で不安を感じた





『も、もうどうしたらいいか……分かんないよ……』





目から涙が零れ落ちた。





体制が崩れて持っていたお手玉が地面に転がって、全部落ちてしまった




コロコロコロ〜………





そのお手玉が誰かの足元に止まった。






“小さな手“でお手玉が掬い上げられる





「どうしたのー……?」





「泣いてるけどなにかあったの?」





『え、………?』





ふと声がする方に顔を見上げると、木の下で遊んでた子達がいた。





???「大丈夫……?立てる?」




髪をひとつに結んでた子が手を差し伸べてくれた




『うん、ありがとう……!』




???「どういたしまして!!私は“みやこ“!!
貴方の名前は??」




『私はAって言うの!!よろしくね』




「ねぇねぇ、Aちゃんのこれってお手玉だよね!?」




『うん、そうだよ…!沢山買ってもらったから誰かと遊びたくて、、、』



「えー!!いいな〜……」



「それじゃあ一緒に遊ぼうよ!」




『私で良ければ………!!』




「もちろん大歓迎だよ!」




『でも、日が暮れる前に帰らないといけなくて……』




みやこ「大丈夫、みんなもそうだから問題ないよっ
いっぱい遊ぼ!!」




『……!!うんっ(ニコッ』




大きな木の下でみやこちゃん達と目一杯に日が暮れるまで遊んだ。



みんなでお手玉で遊ぶのが楽しくて、胸が温かくなって、嬉しかった。




“みんなと友達になりたい………“

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設定タグ:RKRN , 忍たま , 四年生   
作品ジャンル:アニメ
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おんぷ - 続き楽しみにしてます (1月2日 15時) (レス) id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - おんぷさん» コメントありがとうございます!励みになります( ; ; ) (11月17日 16時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 続き楽しみにしてます。 (11月13日 23時) (レス) @page23 id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - 豆乳ぷりんさん» わわわコメントありがとうございます!! 面白いって言って頂けて嬉しいです……ゆっくりですが、頑張って書いていきます! (7月17日 18時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
豆乳ぷりん - コメント失礼します!お話めっちゃ面白いです!!続き待ってます! (7月16日 17時) (レス) id: 4a08c85297 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まいこはん | 作成日時:2023年7月7日 3時

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