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貴方-side
ボーン………
時を告げる鐘の音が響いて、日が暮れて来た
「あ、もうこんな時間……!
お父様やお母様、色々な方が帰って来てしまう………」
平「おっと、私達もそろそろ学園に戻らなくては……」
田村「そうだな。先生や先輩達に実習の報告しないとだしな」
「時間はあっという間だね……」
浜「俺はもっと、お話したかったなぁ」
齋藤「また今度会えるよ」
また今度?今度っていつになるんだろう………
友達になれたのは良いけど、きっと平くん達も忍術学園の生徒で忙しいだろうし、会える時間なんて………
遊ぶ約束は………
私から遊びに行こうと思っても、ずっと外に出られない____
昔みたいにまた、自然に友達を失ったら………
そんなの、……………
綾部「怪我治してくれたり、密書までありがとうね」
田村「こんな私達と友達になってくれて、ありがとうな」
「ううん、どういたしまして。こちらこそ感謝したいぐらいだよ………」
このままでいいの?と脳が訴えかける
「忍者と姫様」関係無く友達になれたとしても、断られるかもしれないけど………
ここでまた、自分が引き留めなかったら……
平「それじゃあ、お世話になりました。元気でな」
浜「またね____」
ギュッ
「ちょっと、待って、ください!!」
必死になって声をあげて、咄嗟に近くに居た浜くんと平くんの腕を掴む。
平くん達はそんな私を見て、驚いていた
浜「え、?」
A「無理にとは言わないから……また時間あるときにでも、遊びに来てくれると嬉しいです……
色々な話を聞きたい、話もしたいですし、私は外には出れないですけど、皆さんとも遊べたりしたらと………
この時間帯は特に用がなく、時間があるので、私はずっと此処に居てるので。
あと、えっと、それから………
いつでも待ってますので!」
私は途切れ途切れで思いを告げて、涙目になりながらも真っ直ぐ彼等を見た。
正直、信用してない訳では無いけど、答えが帰ってくるのが少し怖かった
平「フッ……Aの気持ちはよく分かった!」
齋藤「気持ち伝えてくれてありがとう、絶対遊びに行くからね?」
「良かったぁ………うん、楽しみに待ってるからね!!」
浜「おう、約束するぞ!」
綾部「お土産も持ってくるね〜」
「やった!!それも楽しみにしとくね!」
田村「あ、帰る前に……A」
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おんぷ - 続き楽しみにしてます (1月2日 15時) (レス) id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - おんぷさん» コメントありがとうございます!励みになります( ; ; ) (11月17日 16時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 続き楽しみにしてます。 (11月13日 23時) (レス) @page23 id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - 豆乳ぷりんさん» わわわコメントありがとうございます!! 面白いって言って頂けて嬉しいです……ゆっくりですが、頑張って書いていきます! (7月17日 18時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
豆乳ぷりん - コメント失礼します!お話めっちゃ面白いです!!続き待ってます! (7月16日 17時) (レス) id: 4a08c85297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいこはん | 作成日時:2023年7月7日 3時