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「やっと雪合戦だああああ!!!!」

冬空の下で私の声が児玉す。

あの後、昼食が入ってしまい、外に出る時間が無かった。

昼食の後は片づけなんかもあるし…。

でも、もう!

私は自由を手に入れた…!


「まずチーム分けをしよう!」

私の声に皆振り向く。

その視線の中にはレイとノーマンの、そしてAのものも含まれている。

でも、五歳児未満はいない。

四歳児以下はお昼寝タイムなのだ。

つまり…!本格的にやれるのは…


今!



「六グループに分かれて、そのうち5グループは森に潜む!残り1チームはその5つのグループのメンバーの足に三つの雪玉を当てたら勝ち!」

それが私達流雪合戦!(鬼ごっことも、かくれんぼともいう)

「今18人だから…三人ずつ1チーム!リーダーは最年長者!」

そこまで言って、はっとする。

「A…初めて、だよね」

「問題ない」

その声に思わず顔を上げる。

「大丈夫。足に雪玉を当てられずに五分間逃げ切ればいいんだよね」

普段の鈴が鳴るような声ではなくて、ママみたいな…頼もしい声だった。

「でも…」

体調は?

さっき、ママから言われてたよね。

無理をしないでって。

大丈夫なの?


その言葉を飲み込む。

「…分かった。でも手抜きはしないよ?」

「望むところだ」

Aはニヤッと笑う。

此処にきて初めての笑顔以外の表情だった。

私は大きく頷いて皆の方へ顔を向けた。

「皆!六グループに分かれて!」

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三日月雫(プロフ) - 夢主のイメ画募集中です (2020年9月24日 17時) (レス) id: ebe87210a1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫(プロフ) - ありがとうございます!今後も努力します。 (2020年8月26日 5時) (レス) id: 25e610a467 (このIDを非表示/違反報告)
- 回りました!クオリティ高いですね。面白かったです!更新頑張って下さい!! (2020年8月22日 14時) (レス) id: efd86c7df1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫(プロフ) - 大丈夫ですよ(((´∀`*))ヶラヶラ)4乗 (2020年8月14日 13時) (レス) id: e996a1bad2 (このIDを非表示/違反報告)
暁鬼灯(プロフ) - リア友の方ですが、お気に入りに登録していないという大変なことをしてしまっていました((´∀`))ヶラx2 (2020年8月14日 13時) (レス) id: ecb9c0b6a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫毒 | 作成日時:2020年8月9日 14時

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