君にはまだ、届かない (ページ7)

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ろく. ページ7

22日当日。

どんな服を着ればいいのか分からず、血迷って自撮りしようかなとか思った時に買った猫のロンＴと黒の短パンをはいて出かけた。
可愛げ無いって？いいだろ別に。デートでもないし。ていうか男3対女1ってやばくね？？やばいよな？！

め「おまたせ〜！！！」

あ「待たせちゃってごめんね？もうちょっと早くこればよかったな」

『いえ、今来たところなので大丈夫ですよ』

な「あれ、A浴衣は？」
...............うん、聞いてないね。

『え...あの.....聞いてないんですけど.....』

「「「え"」」」

め「は？！え、なんで俺LINEしなかったっけ？！」

『いやLINE繋がってない...です.....よ、？』

な「おいちゃんめい！！お前俺が連絡する〜！！ってやつ嘘だったじゃねーか！！」

あ「めいちゃん一応聞くけど誰に送ったの...？」

め「........お父さん..」

『んっ...ふはっ...ぶはははっw』

な「うひひひっw」

め「お、お前ら笑ってんじゃねーよ！」

あ「ごめっ...wめいちゃっw」

『だってお母さんならぎりいいけどお父さんがいちばん気まずいだろw』

め「あーもうこれ絶対帰ったらなんか聞かれるやつだよぉ.....」

な「どんまいちゃんめい」

あ「というか、初めて佐野さんが笑ってるとこ見ましたわ」

め「佐野...？って誰だ？」

『私の苗字ですね。』

な「は？！」

『いやそれこっちのセリフなんですけど？！』
って言ってる私も名前知らないんですけどね。