遂に天使が�� ページ11
〜臣side〜
レコーディングの休憩中に
さきからLINEが
大事な話がありますって何だよ…
隆二「臣、なんかしたんじゃない??
ちゃんと謝らなきゃ、
さきちゃんに愛想つかれて
離婚とかなるかもしれないよ?」
「冗談やめろよ。喧嘩しても
ちゃんとお互い謝って解決してるっての……」
とりあえず、仕事は8時で終わるから
直ぐに帰らなきゃな……
大事な話っていう事だけが頭を巡り
仕事を終わらせその足で直ぐに帰宅
「ただいま〜〜」
さき『臣お帰り〜お疲れ様♪』
恐る恐る玄関を開けると
いつもと変わらないさきの声が
聞こえ一安心。怒ってはなさそうだな……
「さき、話しって何??
どうした??ゆっくり話して??」
落ちついて優しい声で聞いてみると
さき『あのっさ……これなんだけど……』
リビングの食事用テーブルにさきが
置いたのを見ると、一枚のエコー写真らしきものと
母子手帳と書かれた一冊の手帳……
「えっ……どういうこと??」
突然の情報多々で
追いついてけないんだけど……
さき『今日、結衣に背中おされてさ……
産婦人科の病院に行ってみたら、妊娠してました。
どうしよう…』
不安そうな今にも泣きそうな顔の さき。
俺、父親になるの??パパなの??
どうしようってそりゃ選択肢は1つしかないだろ…
「(ギュッ)嬉しいすぎる……これ……夢かな??」
さき『良いの??臣、大事な時期じゃないの??』
「岩ちゃんだって健ちゃんだって結婚したし
うちの事務所はHIROさんに報告すれば
そこまで厳しい事務所じゃないから。
とりあえず、リアルに
さき一人の身体じゃないんだから
無理しないで。」
『うん!ありがとう!!臣✨』
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作者名：登坂莓華 | 作成日時：2022年5月9日 21時
