私のだから JH ページ13
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「最近なんか視線感じるんだよな」
特に1人で家まで歩いてる時とか
と、なんてことないようにハンバーグを
口に運びながら話し始めた向かいに座る彼
「え、それ大丈夫なの？ストーカーとか？」
「うーん、そうだとしてもストーカーされる
原因に身に覚えないんだよなぁ」
「いや、鏡で１回自分の顔見て？？」
「俺がカッコイイって？ありがと♡」
飛んできたハートを片手ではねのけながら
脳天気な彼氏をじっと見る
(そりゃあこれだけ顔が良ければストーカーがいても
おかしくないよね…)
うんうん、と頷いていると不思議そうにこちらを
見る目が2つ
その目を見つめ返してそっと目を細める
「ねぇハニ？
ストーカー退治しよっか♡」
「…はい？」
どういうこと？と困惑する彼を傍に
私は意気揚々と残りのご飯を口に運んだ
・・・
(これはビンゴでしょ)
2人で買い物に行った帰りに彼を1人にする
それを遠巻きに見ていると
電柱の影から熱い視線を送る女性が1人
(今どき電柱に隠れるストーカーもいるのね)
いつかの少女漫画で見た事のある光景に
思わず感嘆する
(…にしても、)
どうしてここにいるの分かったんだろう
勢いで家を出てきたのはいいものの
ストーカーが現れる日などは考えずにいたのだ
(まぁ、それだけ執着されてるって事ね)
その執着してる人は私の彼氏ですけどね！
なんて場違いな優越感を抱きながら
スマホをいじりながら暇を持て余してる
彼氏の元へ足を動かす
私が彼に近づくにつれ、熱かったはずの視線が
憎しみの篭った視線に変わる
私に気づいた彼が顔を上げるのと同時に
スマホを持っていた手をそっと握り
急に握られた手に困惑しながらも
未だに視線を送り続ける女の元へ向かう私に
黙って着いてくる彼
私たちが自分の元へ来るとは思っていなかっただろう
女は驚きで目を見開いて固まっていた
女の目の前まで来ると
私は繋いでいた手を離して彼の胸元を引き寄せ
薄く形のいい唇にそっと口付ける
「ごめんだけど、このヒト私のだから」
諦めて？♡
そう言うとストーカーは悔しそうな顔をして
逃げるようにその場から去った
「ハニ、大丈夫？急にキスしてごめんね？」
私の後ろで黙ったままの彼を振り返ると
可哀想なくらい真っ赤な顔を両手で抑えていた
「…A、かっこよすぎ、」
好き、と零れた言葉に
そっと笑みを返した
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舞鶴草(プロフ) - とぅる。さん» とぅる。さんありがとうございます(涙)そう言って貰えるとめちゃくちゃ頑張ろうってなります、！！頑張って更新するのでぜひ待っててくださいｯ！！ (2021年7月31日 19時) (
レス) id: 741b82bae9 (このIDを非表示/違反報告)
とぅる。 - 主様の短編集大好きです（泣）（泣） 更新楽しみにしてます^^ (2021年7月31日 14時) (レス) id: 13a46cc3c6 (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴草(プロフ) - ﾆｰﾄﾙｽﾞ。さん» ﾆｰﾄﾙｽﾞ｡さんリクエストありがとうございます〜！！沢山ニヤニヤして貰えるように頑張りますね笑 (2020年9月5日 21時) (レス) id: 741b82bae9 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｰﾄﾙｽﾞ。(プロフ) - リクエストいいですか？クオズの誰かかクオズ全員がいいですっ ニヤニヤしながら読んでます笑 更新楽しみに待ってます！ (2020年9月3日 15時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴草(プロフ) - 暇さん» お待たせして本当に申し訳ないです〜;; こちらこそリクエストありがとうございました！！そう言って貰えるととてもモチベーション上がります...！！ありがとうございます^^ (2020年8月28日 8時) (レス) id: 741b82bae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞鶴草 | 作成日時：2020年6月17日 23時
