7話 ページ8
炭治郎side
貴「あ、お兄ちゃん!」
炭「名無し」
貴「あのね今日は私もお兄ちゃんと一緒に「名無し」どうしたの??」
炭「お願いがあるんだ、今日は母ちゃんの手伝いをしてくれないか」
貴「どうして?だって約束してくれたじゃん今日はお兄ちゃんと一緒に炭を売りに行くって!」
あぁ、名無しが必死に涙を流すのを堪えているけれど堪えきれずポタポタと目からこぼれ落ちている
妹を泣かせた罪悪感、けれど名無しがそれほど俺と一緒にいたいと思ってくれている優越感が交互に現れる
俺のことを想って泣いてる
泣いてる顔なんて見たくない
もっと俺を求めて欲しい
もっと自分のことを大事にして欲しい
お兄ちゃんではなく炭治郎と、俺の名前を呼んで欲しい
違う、俺はお兄ちゃんなんだ
炭「ごめんな、名無し急いで炭を売らなきゃいけないからゆっくりはしてられないんだ」
貴「でも、でもっ」
炭「でもじゃない、また今度連れてってやるからな」
貴「はい……」
炭「ちゃんと母ちゃんの手伝いをするんだぞ」
それから俺は何かと理由をつけて名無しを避け続け、そして冷たく当たった
そうでもしないと俺は兄では無くなる
名無しを妹として見れなくなってしまう
そんな事は絶対にあってはならない
だから俺は今日も名無しに冷たく当たる
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(^ω^=^ω^)おっおっおっ - 続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2019年11月19日 2時) (レス) id: f333173d4e (このIDを非表示/違反報告)
マッチ(プロフ) - るるこさん» 教えてくださりありがとうございます! (2019年9月23日 0時) (レス) id: b8e8ed2fb2 (このIDを非表示/違反報告)
るるこ - オリジナルフラグ、お外しください! (2019年9月23日 0時) (レス) id: d4fc280436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マッチ | 作成日時:2019年9月15日 13時