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まさかいきなりドアから伊野尾くんが飛び出してくるなんて思ってなくて
ドアの隙間から中の様子をうかがってた私はフリーズしてしまった。
慧「っ、」
一瞬だけ目が合ったけど、すぐに目をそらされて
私の横をすり抜けて行った伊野尾くん。
取り残された私と藤井先生。
何か言わないと。
「あ、あの。朝転んでしまって。
それでちょっと、保健室に」
藤井「そう、だよね。ごめんね怪我してるのに。
ちょっと準備するからベッドに座ってて。」
「…はい。」
無言で準備をする先生
この変な空間に余計に圧をかけるように
2時間目開始のチャイムが鳴り響く。
気まずい、気まずいよ。
藤井「あー。始まっちゃったわね授業。
ごめんね。」
少し困り顔で笑った先生。
それは何に対するごめんねなんだろう。
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作者名:舞 | 作成日時:2017年8月23日 1時