２７９話 この関係に名を ページ21
「...ルフィ様とA様は...特別な関係でいらっしゃるのですか？」
「ん？」
『へっ？』
しらほし姫の突然の言葉に思わず変な声が出てしまった。今まさに考えていた事を口にされて、ドキドキと鼓動が音を立てる。
(わ、私が知りたい...！)
『あー...そ、そんなことないです！普通に海賊としての仲間で...』
「何言ってんだ？A」
『えっ？』
「おれ達”好き同士”だろ？」
ムッとした顔で見つめてくるルフィに、Aはまた顔を赤くさせる。
もしかしたらルフィに言われた言葉は夢だったんじゃないかと微かに思っていたが、その言葉にAはどこかでほっとする。
「す、素敵です...！つまりは恋人ってことなのですね！！」
「ああ、そうとも言うな」
『あ、あはは...そ、それで！海の森ってどんな所なんですか？』
恥ずかしい話題に居た堪れなくなって、Aは慌てて話を変える。
...ドキドキと高鳴る胸を押さえながら。
「お墓です！建ってからまだ一度も訪れていないお墓があるのです...。10年間ずっと...一番行きたかった場所です」
(お墓...身内の人なのかな)
少し悲しげに聞こえた声に、Aもつられて顔を暗くする。
きっとしらほし姫にとって大切な人だったんだろう。彼女を外に連れ出すことに決めて良かったとAは改めて思う。
「おい、あれサンジ達じゃねェか？」
『え？どこ？』
ルフィの言葉を聞いて、落ちないように下を覗き見てみる。「ほら、あそこ」と言ったルフィの指の先に目をこらすと、確かに見知った人影を見つけた。
「お〜〜い、サンジ〜〜〜！！チョッパ〜〜〜！！」
「ルフィか〜〜！！それにAも〜〜！！！」
驚いたようにこちらを仰ぎ見るチョッパーに笑顔で手を振る。すると、ルフィは何か驚いた反応をすると、「ちょっと行ってくる」と言って飛び降りて行ってしまった。
「お、お友達ですか...？」
『ああ、海賊の仲間ですよ』
恐る恐るといった様子で聞いてきたしらほしに、安心させるように笑顔でそう言う。
(他のみんなとも仲良くなれたらいいのになー)
「皆さまに見つかってはいけないわ！メガロ、もう少しお口を閉じて」
「っ、っ！？」
メガロのブルブルと震える振動が、自分にも伝わってくる。...そろそろ限界そうだなぁ、とこの先の騒ぎが予想出来てしまい、Aはどうしたものかと頭を悩ませた。
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あき(プロフ) - とてもおもしろいです！まだまだ続きが読みたいです！次の更新楽しみに待ってます((o(´∀｀)o)) (2018年6月24日 22時) (
レス) id: ac41832370 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - とってもおもしろいです(^_^)b これからも更新頑張ってください！ヾ(＾v＾)k (2017年12月26日 14時) (レス) id: 9752a9a041 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - ピッポさん» コメントありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ちょこちょこ更新になると思いますが待っていただけたら嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年11月24日 21時) (レス) id: fc355d8709 (このIDを非表示/違反報告)
ピッポ - うおおおおおお！更新してくれたんですね！ありがとうございます！これからも頑張ってください。大好きです！ (2017年11月24日 18時) (レス) id: fbe1670637 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - マヨ@坂田ファミリーさん» うわああああ！！長い間更新待ってくださってありがとうございますヽ(；▽；)ノ更新して頑張ります！！ (2017年11月24日 0時) (レス) id: fc355d8709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2017年8月31日 17時
