２６１話 海底火山 ページ1
「おい！！もういいぞ！！やめろ！！」
その声にピタッと動きを止めるクラーケン。
パッと顔をあげると、一つの空気にぎゅうぎゅうに入った三人がいた。
「ルフィ〜〜ゾロ〜〜サンジ〜〜！！よかった〜生きてた〜〜...！！！」
「おお〜〜い！！お前ら〜〜！！！探したぞ〜〜〜！！！」
降りてきたルフィに駆け寄ってギュッと背中に手を回すと、「にしし、心配かけたみたいだな」と優しく頭を撫でてくれる。
...当たり前だよ。この２年間で海の怖さを一番知ったのは自分なんだから。あの小さな空気で深海を彷徨ってると聞いて心配しないわけがない。
「Aちゃ〜〜ん、おれことは心配してくれなかったの？」
『そ、そんなわけないよ！３人とも本当に心配したんだから！！』
「おれらはついでだな」
『だから違うって...！！』
慌ててルフィから離れて拗ねたような２人に弁解する。
決して嘘じゃない。いくら私がルフィを好きでも２人を忘れるほど薄情じゃない。
「すげェ生命力だおめェらまったく！！」
「呆れた...本当に手懐けちゃったわけ？あの怪物タコ...」
「おう！！上級者の航海をするんだおれは！！な、スルメ！！」
『あれ、スルメってイカだよね...？』
そんな呑気な会話を繰り広げていると、海の中で地鳴りみたいな音が鳴り響く。ズズズとどんどん大きく揺れていく船に、一味は何だ何だと周りを見渡した。
「まずいわ、”海底火山”が.....噴火する！！！」
心底焦ったような顔をしてナミは言った。近くにいたさっきの幽霊船も恐怖するように忙しなく逃げていく。
「ルフィ！！クラーケンに言って！！すぐここから遠ざかる様に！！！」
「おう！！おいスルメ〜〜〜！！！」
『か、海底火山ってそんなにすごいの？』
「馬鹿、当たり前じゃない！！近くにいたら間違いなく死ぬわよ！！」
そうなのか...。単語ではよく聞いたことがあるがまさか目の当たりにするとは思わなかったもので、実際のところよく知らないのだ。やっぱりワンピースの世界って凄い。
サニー号を二つの足でちょん、と持ってクラーケンは脇目も振らずに走り出す。流石深海の生物、海底火山の恐ろしさをよく知っているのだろう。
「でもおれ噴火見てェ！！」
『私もちょっと見たいかも...！』
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あき(プロフ) - とてもおもしろいです！まだまだ続きが読みたいです！次の更新楽しみに待ってます((o(´∀｀)o)) (2018年6月24日 22時) (
レス) id: ac41832370 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - とってもおもしろいです(^_^)b これからも更新頑張ってください！ヾ(＾v＾)k (2017年12月26日 14時) (レス) id: 9752a9a041 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - ピッポさん» コメントありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ちょこちょこ更新になると思いますが待っていただけたら嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年11月24日 21時) (レス) id: fc355d8709 (このIDを非表示/違反報告)
ピッポ - うおおおおおお！更新してくれたんですね！ありがとうございます！これからも頑張ってください。大好きです！ (2017年11月24日 18時) (レス) id: fbe1670637 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - マヨ@坂田ファミリーさん» うわああああ！！長い間更新待ってくださってありがとうございますヽ(；▽；)ノ更新して頑張ります！！ (2017年11月24日 0時) (レス) id: fc355d8709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2017年8月31日 17時
