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着いた場所は私がプライベートで行きたいと思っていた大きなプラネタリウム施設。何故こんなにピンポイントで分かったのだろうと彼を見つめると、いつもの爽やか笑顔でこちらを見ていた。
り｢どう？｣
『なんでここに来たかったって分かったんですか？』
り｢この前てつやん家で掃除してる時に星が好きって言ってたから。｣
たったそれだけの会話でここに私を連れてこようと考えるなんて、彼は本当に出来る人だ。ここに来れたのが嬉しくて顔が緩み、思わず顔を隠した。
り｢なに〜？笑｣
『嬉しい...』
り｢可愛い反応するなぁ笑｣
早く行きたいとシートベルトを外し扉に手をかけた。
『ほんとに惚れちゃっても知りませんからね』
り｢俺がAに？笑｣
『違います、私がりょうくんにです！』
言い捨てて車から降りると車の中でりょうさんが呟いた。
り｢...今の反則じゃない？｣
プラネタリウムの施設内では撮影許可が降りる場所とそうでない場所とがあるようで、合間合間撮影をしたもののほとんどプライベートのデートのように楽しんだ。プラネタリウムを見るに当たって、りょうさんはかなり値段の高いカップルシートを選んで下さった。そのおかげか両隣のシートにも誰も居ない。人目を気にせず鑑賞していると、りょうさんに腕をつつかれた。
『なんですか？』
り｢...カメラ回ってないけど手繋いでいい？｣
『はい、構いませんよ？』
今日1日私は彼女なのに何故いちいち聞いてくださったのだろうと不思議に思いながら彼の手を取った。私よりもキメ細やかな肌と想像よりも大きな手は何度掴んでも慣れない。暗いシアター内で星のアナウンスと感嘆の声が密やかに聞こえる中、彼の親指が私の指を撫でるようにスリスリと動く。なるほど、これはデートスポットにぴったりなのも頷ける。まるで私達専用の星空を前に2人っきりのような錯覚に陥るんだから。
プラネタリウムの鑑賞を終えてお土産を買い、車に戻ると時刻はもう夕方。
り｢晩御飯はトラットリアとかどう？｣
『イタリア人だから？』
り｢違うからね？笑｣
『行きたい！イタリアン楽しみだなぁ〜』
り｢じゃあそこに向かおうか｣
思いついたかのように聞いてくださったけど、個室の予約を取ってくださっていたらしい。撮影許可までバッチリで慣れたように注文までして下さった。
り｢お酒飲めるよね？｣
『りょうくん飲まないのに飲んでいいの？』
り｢全然いいよ｣
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
