レンタル彼女 ﾘｸ ページ29
本日は初めてのご依頼を受けていつもよりもお洒落に気合を入れ、待ち合わせ場所に向かった。お昼すぎに東京某駅前にてご依頼主様を探すと、それはそれは立ち振る舞いの素敵な男性が1人カメラを片手に手を振っていた。手元のタイマーを入れ彼に駆け寄ると、依頼通りに声を掛けた。
『ごめんりょうくん、待った？』
り｢ううん、全然待ってないよ？時間通りだもん。｣
本日のご依頼主様は東海オンエアのりょうさん。本日終日レンタル彼女のご依頼を受けて、事前に呼び方やタメ口についてお話させて頂いた。それにしてもなんてクールな出で立ちだろうか。
り｢今日はAちゃんにレンタル彼女をお願いしまして、1日デートをしてみたいと思います！｣
『よろしくお願いいたします』
り｢誤解がないように打ち合わせしたLINEのやり取り載っけてもいい？｣
『勿論です』
気づかない内に手をきつく握っていたようで、彼は柔らかく微笑み私の手に触れた。
り｢緊張してる？笑｣
『とてもしてます』
り｢大丈夫大丈夫、力抜いて？笑｣
ふぅ、と一息ついて跡が付かないように優しい力でぺちぺちと頬を叩くと口角を上げて笑みを浮かべた。
『今日どこに連れてってくれるの？』
り｢凄い切り替え笑｣
首を傾げて返答を待つと半笑いのままりょうさんは答えた。
り｢今日はAが行きたいって言ってた場所に連れてってあげるね｣
『やった！楽しみ！』
り｢じゃあ行こうか｣
先に歩き出していた彼は着いていかない私を見て笑みを浮かべた。私はただ彼に手を伸ばしてその場に突っ立っている。
り｢ごめんごめん、行こう笑｣
私の手を取り歩き出したりょうさん。彼の注文は甘え上手な彼女。あまり分からないけどこういった行為が″あざとい″というもので合ってるだろうか？
彼の車まで案内されて助手席にお邪魔すると華麗な運転が始まった。所謂ドライブデートというものだろう。
『どこに連れて行ってくれるの？』
り｢内緒〜｣
本当に教えてもらってないデート先。どこに行くのかわくわくするなんてここ最近なくて、年甲斐もなくはしゃいでしまいそうだ。耐えきれなくなった口角が上がりゆるゆるの笑みを浮かべてしまう。そんな私の顔を見てりょうさんはニヤニヤし始めた。
り｢なに？笑｣
『どこに連れて行って貰えるのか楽しみです』
り｢それってわざとそういうキャラ？｣
『あっ！えっと...楽しみだね！』
り｢無自覚なんだぁ？笑｣
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
