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りょうさんは小さい子を宥めるように私の頭をぽんぽんと撫でた。彼には私が犬かなにかに見えているのだろうか。
『りょうさんはいつも私の事をバカとか鈍いとか言いますが、ちゃんと大学を卒業する知能と危機回避能力を持ち備えてます。』
り｢うん、そういうとこ笑｣
彼の言ってる意味が理解出来なくて首を傾げるとてつやさんが地団駄を踏み始めた。
て｢俺が喋ってんだから！邪魔すんなよー！！｣
虫｢いいじゃん、Aちゃんが来てくれてるんだからサブでも撮りたいやんね。｣
て｢今Aちゃんと仲良くなろうとしてんだから！｣
その言葉が少しだけ胸に刺さった。顔に出さないように気を付けていたのに私の下がった眉を見てりょうさんが顔を覗き込んだ。
り｢どした？そんなにてつやウザかった？｣
『違います、てつやさんと仲良くなれたって思ってたのは私だけだったのかなって...思っただけです。すみません、思い上がりでした。』
て｢えっ！ごめん！違う！もっと仲良くなりたかっただけ！｣
『あ、そうなんですね...良かったです。ありがとうございます。』
ほっとして笑みを浮かべるとてつやさんはカメラに向かって拗ねた顔を見せる。
て｢ずるい技使われた。｣
虫｢これがAちゃんだもんね笑｣
なんですかそれ、と質問しようとした時ふらっと朔が近寄ってきた。
朔｢ねー、俺のお茶どこ〜？｣
思わずキレそうになり慌てて笑みを浮かべる。
『すみません、少しお待ち下さいね。』
朔｢あれ、もしかして怒ってる...？｣
火を止めて朔の腕を掴み廊下に出ると彼は舌を出して笑ってる。
『カメラ回ってるの気付かんかった？邪魔だけはせんでって言ったやん。』
朔｢ごめんって、言うてから気付いたんやん。｣
『あんたがどう思われようが私がどう思われようがどうでもいいけど、私は依頼主様の手助けをしたいわけであって邪魔したい訳やないの。こんなんお金頂けんよ？ちゃんと掃除したん？』
朔｢でもトイレと風呂場は掃除したんよ。｣
『頼むから邪魔せんで。東海オンエアさんの時間を頂いて仕事しとるんよ？遊びに来たんやないの。』
朔｢わかっとる、ごめんて...そんな怒らんでよ...｣
彼はしゅんとした顔をして私の手を掴んだ。指を絡めて来る彼の手を叩き落とし胸元を拳で押しのけた。
『あんたの元彼女達と一緒にすんな。その顔見飽きた。』
彼はちろりと舌を出して再度ごめんと謝った。
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
