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そうこう話していると予定していた60分のタイマーが鳴った。背中を軽く拭き、お風呂に向かう彼を見送る。タオルなどを片付けているとトミーさんが戻ってこられた。
ト｢あの、さ...お礼の件だけど、｣
『はい』
ト｢今すぐには無理だけど、今度やってみてもいい？｣
『勿論です。安眠して貰えるように頑張って抱き枕に徹します！』
ト｢だっ、抱き枕は、あの、もうちょい先の話しにしとくとして...とりあえず普通に添い寝を、｣
『分かりました。日時と場所の指定をまたお願いしますね。』
ト｢ここに来てもらうのはちょっとあれだな...｣
『うちに呼べたらいいんですが今はちょっと居候が居りまして...』
ト｢あ、見た見た！朔くんでしょ？｣
『そうなんです、一応身内ですけど他の人にバレると困りますもんね。』
彼の髪の毛から雫がぽたぽたと滴ってる。早く拭かないと風邪を引かせてしまいそうだ。
『冷える前に髪の毛乾かして下さい』
ト｢めんどいなぁ...Aちゃん乾かしてよ｣
『分かりました、ドライヤーどこでしょう？』
ト｢え？いいの？｣
『はい、マッサージの1部みたいなものなのでサービスです。』
ト｢ありがと｣
彼に手渡されたドライヤーでトミーさんの髪の毛を乾かし始める。指の間をサラサラと髪が流れて、トミーさんは目を細めた。
ト｢俺のお世話係さんみたいだな｣
『なんでもお申し付け下さい、お世話させていただきます。』
ト｢あんま、そういうの...男に言わん方がいいぞ...｣
『なんででしょう？』
ドライヤーの音で聞こえなかったのか彼は視線を逸らしたまま答えなかった。どこか1点を見つめて居るようで私もただ髪の毛を乾かし続ける。瞑想の邪魔になってはいけない。
ドライヤーを止めて軽く髪の毛を整えると彼は柔らかく笑った。
ト｢ん、ありがと｣
『いえ、お疲れ様でした。』
ト｢最近ほんと身体が楽になってきたわ、マッサージのおかげだな｣
『いつもさせて頂いているのはリンパドレナージュなんですけど、リフレクソロジーなら身体の内部に効くツボのようなものなのでもしよろしければ一緒にして頂けると相乗して良いかと思います。』
ト｢それって両方何分ずつみたいな感じで頼める？｣
『はい、フェイシャルエステやアロマテラピーを併用して頂くことも可能です。』
ト｢じゃあ次は併用でお願いするわ｣
『ありがとうございます』
帰路に着き考えるのは彼へのお礼の件だった。
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
