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シーンと静かな部屋にトクトクと小さな音が聞こえた。
『てつやくん、緊張してますか？』
て｢...ちょっと｣
『心臓の音が聞こえます』
て｢恥ず、聞かんで？｣
人に常時触れられているというのは私にとってかなり珍しい事だ。でも触れている背中が心地よくて、ソフレが流行るのも頷ける気がした。
て｢この前のJJの動画見た｣
『あ、モテキャンですか？』
て｢仲良い人俺って言ってた｣
『お名前出してすみませんでした』
て｢ううん、嬉しい。｣
そんな時ふと思い出した聞きたかったこと。
『てつやくんは私とのこの関係を他の人に言ってますか？』
て｢言っとらんよ、言われると嫌かと思って｣
『私は別に構わないんですけど、もしてつやさんが黙ってようと思ってるなら私も守秘しなきゃって思いまして...』
て｢いや、別に誰に話してくれてもいい｣
『私もてつやくんが信用してる方なら話していただいて構いません。特にメンバーさんなんかはどこいってんのとか言われませんか？』
て｢ん〜聞かれるなぁ｣
『なので話して頂いても構いませんよ。』
て｢分かった。｣
私を包む腕にキュッと力が入った。暖かい。急激に睡魔が襲いかかってきて欠伸が零れる。
て｢眠い？｣
『ねむいです...あったかいくて...』
て｢1回敬語やめてみん？｣
『それはやです...』
うとうとし始めると手を顔の近くに収めたくなる。手を動かすとちょうど彼の手に乗っかった。いつもなら慌てて退ける私だけど、こんなに後ろから抱き締められていて今更だろう。眠い私はあまり考えずに彼の手に自分の指を絡めた。
て｢...A？｣
『ん〜』
て｢もう寝る？｣
『まだぁ...』
て｢Aは...今好きな人おらんの？｣
『居ないです...今まで居たことないですよ...』
ふぁ、と欠伸をしながら彼の手を握る。するとてつやさんの手も握り返すようにキュッと力が入った。
て｢じゃあこうやって添い寝したのは？｣
『てつやくんだけ...』
て｢ふぅん...そっか。｣
肩の辺りに不自然に置かれていた彼の手はスルスルと滑り私の横腹に落ち着いた。彼の手から伝わってくる熱が段々と強まり眠気が勢いよく襲いかかる。
て｢A、あのさ...｣
すぐそこで誰かの声が聞こえた。でもそれを認識する間もなく私は眠りに落ちていく。
て｢もしかして寝た...？｣
素っ頓狂な彼の声すらも私には聞こえなくて、ましてやきつく抱き寄せられたことなど知る由もなかった。
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
