寝るの寝ないの ページ11
今日もうちにはてつやさんがやって来ている。お風呂上がりの私たちは各々パソコンを叩き編集に勤しんでいた。先に終わったのはてつやさんで、彼はそのまま携帯を弄り始めた。私が依頼頂いた編集をしていると分かっているからか覗いても来ないし話しかけても来ない。そんな彼の優しさに甘えて編集を続けた。
『ん〜！』
ようやく終わり全身を伸ばしながらソファーにもたれ掛かると、携帯を弄っていたと思っていた彼は私を見てニコニコしていた。
『...気を抜いてました』
て｢うんうん、それがいいの。｣
『居るって言ってくださいよ』
て｢俺数時間前からずっとここに居るんやけど｣
『静かだったから忘れてました』
て｢邪魔しなくて優しいてつやくんでしょうよ｣
『優しいてつやくんです』
ありがとうございますと頭を下げ、彼の顔を見つめると何故だか私の頭は押さえ付けられた。一瞬見えた頬が赤かったような気がする。
『もっと頭を下げろみたいな感じですか？』
て｢違いますぅ〜今顔を見られたくないだけですぅ〜！｣
『そう言われると見たいです』
て｢見んでいい｣
しばらくして頭が開放された私は急いで彼の顔を見たものの、なんの変化もなかった。
そろそろ寝ますかと寝室に入りベッドに寝転ぶと隣にてつやさんが横たわった。いくら2度目とはいえ緊張はする。
『あの...ソフレってこれで合ってますか？』
て｢うーん、まぁそれなりに...？｣
『何が足りてないですか？』
て｢や、別にこのままでも全然！無理して欲しくないし！｣
『てつやくん、教えて下さい』
彼の目を見つめてそう言うと、少し視線を泳がせながら口を開く。
て｢あー、まぁ、抱き枕代わりになってもらったりすることもあるかな｣
抱き枕代わり、つまり抱きつく対象らしい。
『...私が抱き枕ですか？』
て｢いいよ！？無理せんで！隣で寝てるだけで平気！｣
『でもやってみないことには無理か分かんないですし』
ゆっくりとてつやさんに近寄って背を向ける。これなら恥ずかしくないかもしれない。
『してみてください』
て｢ほ、ほんとにする気？｣
『私は抱き枕です』
て｢では、失礼します...｣
頭を少し浮かせてと言われて首の下に入る腕。そして肩の辺りに回されるもう片方の腕。背中から伝わるてつやさんの体温が暖かくて眠くなってきた。
て｢どう...？｣
『あったかいです』
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しげ(プロフ) - ずっと楽しませて頂いてました！ここまで更新お疲れ様です。お体にもお気をつけてください！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 8e9027bcbe (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - お忙しい中での更新ありがとうございます！この作品に出会えて本当に良かったと思っています！何度でも読み返すくらい大好きです！寒くなってきたので体調に気をつけてくださいね！素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！ (2021年12月18日 20時) (レス) @page50 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
みほみほ(プロフ) - この作品に、そしてぴあさんに出会えて良かったです！またぴあさんが楽しく満足のいく作品に出会えることを願って、そしてその作品を私もどこかでお目に掛かれる日が来る事を願っています。お忙しいとは思いますが体調には気をつけてください。大好きです！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: a7d1b15878 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！素敵な作品をここまで続けてくださり、ありがとうございました！ぴあさん大好き！！！！ (2021年12月16日 22時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» いつも閲覧ありがとうございます！肉チョモランマさん動画を勉強してから書かせていただきますね！ (2021年11月10日 10時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年11月27日 11時
