烏野のマネはエースの彼女 【東峰旭】

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Aside



それからは自分たちの課題、チームの課題に向かってひたすらに練習をする日々。


冷たかった空気も梅雨が終わるとセミのなく声と共に熱を帯びてゆく。



菅「あっちぃ〜！拭いても拭いても汗がわき出る…」


澤「この時期は急に気温上がるからなぁ〜



おーい！お前ら！熱中症予防にしっかり水分とれよ〜！」



「「「「「はい！！！」」」」」



気温が上がってきたこともあり、みんなの士気は右肩上がり。


みんな汗をかくから、土日は洗濯機がフル稼働。


それに加えてスポドリの粉は減る一方。



こんな夏こそ私たちマネージャーの力が試される！！




『いや〜、あっついね〜私たちの服も洗濯したいくらい…』


潔「そうだね、でも動き回ってるみんなはもっと暑いよ、私たちが支えてあげないと、ね？」



そういう潔子は滲むほどの汗しかかいておらず、すごく綺麗だった。



『はぁ〜潔子ってなんでそんなに綺麗なのー？』


滝のように汗をかく私とキラキラした潔子、雲泥の差ってこういう事だよね〜…



田「Aさん、その気持ち、すっげぇわかります。この夏の暑い日にこんなにキラキラしていられる人類、潔子さんしかいないっすよ〜」




右からいきなり田中の声が聞こえて驚くと共にその言葉に共感した。



『そうなの！潔子って絶対マイナスイオン出てる！』


田「いるだけで空気が浄化されるって言うか…」



潔「変な話しないでよ、2人とも。ほら、そろそろ休憩終わっちゃうよ。」




澤「休憩終わりー！！」


体育館の中から貫くような大地の声が聞こえて潔子が綺麗すぎるトークはお開きになった。



＿＿＿＿


インターハイ予選が迫ってきている。


それをみんな意識し出してか、いつも以上に練習に気合が入っていた。




さあ、私達の夏が、始まる。

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