コートに咲く 柳田Side ページ6
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熱気と歓声の声に包まれた体育館。
何となく見ていた女子の試合。
そこで君を見つけた。
「マサ、あの子可愛くね？」
「あ？」
関田が指差す方向には、ボールを懸命に拾う慶応女子。
ここ数年で劇的に強くなった進学校のバレー部だった。
「どこだよ」
「ほらあのショートヘアの！
確かキャプテンの(人1)Aだよ」
よーく見てみると、一際プレーが上手い選手が。
他のメンバーに比べて背は劣る、多分170cm位。
けれどアタックやレシーブの技術は誰よりも輝いていた。
「なんか女子には『慶応の王子様』って呼ばれてるらしいぜ？
けどやっぱり可愛いよなー」
「どちらかと言えば可愛いより綺麗だろ」
「おっ、興味持った？」
「うるせえ」
綺麗な子だとは思う。
モデルの様な体型に凛とした表情。
だけど、アタックがきまると嬉しそうにチームメイトとハイタッチをする彼女は誰から見ても可愛い。
「おっ、次は慶応のサーブじゃん」
首の汗を拭いながらボールを受け取る彼女。
ふーっと一息吐いてボールを天井に向かって投げた。
助走をつけて誰よりも高く飛ぶ。
長い腕がボールを打ち付けた。
そのまま、力強く放たれたボールは相手のコートに一直線。
サービスエースが決まった。
すげえ………。
「やばいな…今の」
関田の言葉なんて耳に入らなかった。
衝撃で一瞬息をするのも忘れた。
「あれ、もしかしてマサ惚れた？」
「…惚れてない」
彼女に惚れたというよりも、あのプレーに釘付けになってしまった。
それから俺は彼女が出た試合は、食い入る様に見てきた。
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華弥。(プロフ) - 櫻井かや丸さん» 返信が遅くなり、申し訳ありません。先程更新しましたので、よろしければご覧下さい(^^) (2019年10月25日 20時) (
レス) id: d5a525a881 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井かや丸(プロフ) - 初めまして、更新はされないんですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: 6620ed4e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華弥。 | 作成日時：2017年9月23日 15時
