�� ページ30
柳田 将洋
《今日の午後から空いてる？》
《空いてる！》
柳田 将洋
《じゃあ、初詣行こ》
場所は任せると言ったので、人も少ない近所の神社でいい？と返信した。
私の実家の最寄り駅に2時に集合ということで、トークは一旦終わった。
クローゼットの中から、出来るだけおしゃれな服を取り出して着替えた。
部屋から出ると、目の前には我が妹の姿が。
「…何してんの」
「お姉ちゃん誰かと初詣行くの？」
何でバレてんだ。
「普段ワンピースとか着ないのに…男の人？」
「そんなんじゃないって」
「どんな人？バレー部の人？」
「違うって言ってるやん！」
久し振りに関西弁が出てしまった。
そんな私を見て盛大に笑う。
「そんなの、『います』って言ってるようなもんじゃん。あははは、おかし〜」
「…腹立つ」
「メイクしてあげようか？」
悪〜い笑みを浮かべて聞いてくる。
『可愛くするよ？』なんて言うから、頷くと満足げに笑った。
「じゃあ、駅に行く前にするから〜。
1階降りよ？」
タンタンっと軽やかに階段を降りていく。
こんなに慌てたお正月は初めてだ…。
＿＿＿＿＿
「行ってきます…」
「行ってらっしゃい〜。今度会わせてね」
「……気が向いたら」
ドアを開けて外に飛び出す。
快晴だけど、冬の空気が冷たい。
白い息を吐きながら、駅までの道を歩く。
歩道は人なんて全くいなくて、静か。
皆、家にでも居るのかなー……。
駅に着いて腕時計を確認すると時間10分前。
今の間に乱れた髪を直す。
髪のついでに、自分の顔も確認。
普段の私なら絶対付けない可愛いピンクのリップが少し違和感で。
＿＿トンッ
「A」
息を弾ませた柳田が来た。
シンプルで綺麗めな格好。
背も高いから凄く似合ってる。
…格好いい。
「…明けましておめでとう」
「おめでと」
気持ちを隠すように、ご挨拶。
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華弥。(プロフ) - 櫻井かや丸さん» 返信が遅くなり、申し訳ありません。先程更新しましたので、よろしければご覧下さい(^^) (2019年10月25日 20時) (
レス) id: d5a525a881 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井かや丸(プロフ) - 初めまして、更新はされないんですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: 6620ed4e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華弥。 | 作成日時：2017年9月23日 15時
