�供〔�田Side ページ19
じゃあ後でね、と部室に入っていくA。
「……あれ着んの？」
用意されたらしい青色のワンピースを見せてもらった。
少し大人めのデザインで確実に男受けがいい物だった。
「…はぁ」
嫉妬に包まれた溜息が零れた。
そりゃ、バレーボール雑誌じゃないからそういう衣装も着るんだろうけど。
…雑誌のA、誰にも見せたくねえ。
これが〈独占欲〉ってやつなのか。
彼女でもないのに。
自分が意外と面倒くさい性格だったことに気付かされる。
壁に背中を付けてずるずる下がっていく。
「…何やってんの？」
「うわっ」
扉から登場したA。
最初はユニフォームらしい。だから、早かったのか。
「…びっくりした」
「こっちの台詞。体調悪いの？」
「…いける」
体調は全然なんてこともない。
気持ちがやばいけど。
「(人1)選手、大丈夫ですか？」
「あ、はい」
記者の女性がパタパタ走ってくる。
「柳田選手ですよね？」
「はい」
「よかったら見学されますか？」
「え」
ちなみに今の『え』は俺達2人。
マジか。
「(人1)選手は構いませんか？」
「あー……。はい」
渋々、といった感じだけどAからのオッケーも出て俺も一緒に体育館へ。
✼••┈┈┈┈┈┈┈••✼
いよいよ始まった撮影。
パシャリと何回もシャッターが切られている。
「(人1)選手、次サーブお願いします」
指示を出されたAはボールを持ってコートに入る。
「柳田、取ってね」
「はいはい」
反対側のコートに入る。
あいつのボールを受けるのは初めてだったりする。
息を1回吐いて、ボールを1回床に突く。
左手で高く上げられたボールは右手で打たれた。
回転掛かったボールは俺の所へ一直線。
バシッ！という音が響いて跳ねる。
何とか取れた。
カメラマンさんや記者の人はもう釘付けだった。
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華弥。(プロフ) - 櫻井かや丸さん» 返信が遅くなり、申し訳ありません。先程更新しましたので、よろしければご覧下さい(^^) (2019年10月25日 20時) (
レス) id: d5a525a881 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井かや丸(プロフ) - 初めまして、更新はされないんですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: 6620ed4e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華弥。 | 作成日時：2017年9月23日 15時
