ネクタイ結んで ページ18
人人人。
私が居るのはどうも場違いに思えてくる。
そわそわ周りを見渡すと、女性記者の方が近寄ってくる。
「(人1)選手、今日はよろしくお願いします」
記者の方から名刺を受け取る。
それは一旦、用意された机の上に置かせてもらう。
「緊張されてますか？」
「はい…まだ数回しか受けてないので」
穏やかな顔の彼女とは裏腹に、ガチガチに緊張した格好悪い私。
けどこれはしょうがないと思う。
だってバレーボール雑誌じゃないんだから。
普通の女性向け雑誌に私の特集を組みたいとオファーが来て
監督も「受けたら？」なんて軽い感じで。
それに流される様に承諾したけれど普通の雑誌に載るなんて初めて。
ポーズとかそんなの分からない。
「インタビューから始めますね。
それが終わったらユニフォームとこちらが用意した衣装に着替えて下さい」
「はい…」
「じゃあまずは………」
✼••┈┈┈┈┈┈┈••✼
インタビューは半分バレーボールについて、
残りは私生活、恋愛の事とか…色々。
もう顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
「じゃあ、体育館に移動しましょうか」
着いたのは誰も居ない、男子バレーが普段練習している体育館。
女子バレーが使用している体育館は今日は使用出来ない。
だから練習後の誰も居ない体育館を使わせてもらった。
…ちょっとギャラリーが居るけれど。
衣装をもらい、更衣室として用意された男子バレーの部室。
その扉の前には知ってる顔。
「…よっ」
「……何で居るの？」
「終わるまで待ってる」
「分かった」
練習時間や時間割が違う私達だけど、
こうして一緒に帰るようになった。
ちょっとした進歩。
「それ衣装？」
「そ。ユニフォーム含めて3着ある」
「どんなやつ？」
そういえば私も見てない。
紙袋に入ってる衣装を取り出しす。
綺麗な青色のワンピースとスーツだった。
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華弥。(プロフ) - 櫻井かや丸さん» 返信が遅くなり、申し訳ありません。先程更新しましたので、よろしければご覧下さい(^^) (2019年10月25日 20時) (
レス) id: d5a525a881 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井かや丸(プロフ) - 初めまして、更新はされないんですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: 6620ed4e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華弥。 | 作成日時：2017年9月23日 15時
