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テーブルの上に並んだ料理は二人でほとんど食べてしまった。
途中で『お腹いっぱいだね』なんて笑い合って、幸せだなぁ…と柳田の顔を見て感じだ。
ご飯後はテレビの前のソファーに座りながら、ケーキとカフェオレをお供に映画鑑賞。
私が前に見たいと零していた映画を借りてきてくれたらしい。
映画は定番の学園恋愛物で、けどちょっとギャグチックで面白かった。
ラストシーンのキスが終わった時には、映画の世界に浸ってしまった。
暫くぼーっとしていて、静かだなぁっと思ったら柳田にじーっと見られていた。
「…びっくりしたぁ」
「集中してたな」
可笑しそうに笑う柳田に少しムッとする。
…バカっぽい顔になってなかったよね？
「柳田は面白かった？」
「うん、面白かった」
微笑んで言うから何も言えなくなってしまう。
「あ、そういえば」
思い出したように、ソファーから立ち上がって鞄をゴソゴソし始めた。
黒いリュックサックの中からはおしゃれなネイビーの紙袋が。
「これ、プレゼント」
はい、っと渡された。
両手で受け取る。プレゼントに何だかじーんっとしてしまう。
「あ、開けていい…？」
「うん、開けて」
袋から取り出すと同じくネイビーの箱が出てきた。
ぱかっと開けてみると中にはシンプルなピアス。
「……気に入った？」
「っうん、嬉しい……」
どんな顔をして選んでくれたんだろう。
悩んでくれたりしたのかな、なんて考えたら少し泣きそうになってしまった。
「それさ、Aの誕生石のペリドット。
店員さんが勧めてくれた」
『ちょっと緊張した』って照れながら前髪をいじる。
嬉しさで胸がいっぱいだ。
「ありがとう、ほんとに。
私もね用意したの」
袋に包まれたタオルを渡す。
中身を確認したら、喜んでくれた。
早速、明日から使うみたい。
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華弥。(プロフ) - 櫻井かや丸さん» 返信が遅くなり、申し訳ありません。先程更新しましたので、よろしければご覧下さい(^^) (2019年10月25日 20時) (
レス) id: d5a525a881 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井かや丸(プロフ) - 初めまして、更新はされないんですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: 6620ed4e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華弥。 | 作成日時：2017年9月23日 15時
