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5,守る ページ5

ガチャ

扉が開く。入ってきたのは竜胆の色の人。右手には銃を持っている。
何で。殺されるんじゃなくて売られると思ったんだけどな。

「………妹は何処やった。」

平坦な声色。それが酷く恐ろしい。震えてちゃ駄目だ。守るもん守れなくなる。

「知らん,逃げたんとちゃうん。」

「ハハッ,声が震えてんぞ。どうせ風呂場にでも隠したんだろ。」

声が震えないように気を付けたのに,隠し場所もばれてる。でも,ナイフはばれてない。まだ,殺れる。

深呼吸二回。
心を落ち着かせて,一気に間合いを詰める。そしたら,竜胆の色の人は銃を撃ってくる。真正面から斬りかかっても意味がない。相手は人を殺しなれている。

だから狙うは不意打ち。

そのために目の前でジャンプして背後にまわる。これで,背中が隙だらけ。

いける。


ドンッ。


何………。

「危なかったね〜。竜胆。」

* * *

「夏樹は,姉ちゃんが守ったげるな。」

「じゃ……じゃあ,お姉ちゃんのことは私が守る。」

『☆₩$€』

6,約束→←4,恐い



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作成日時:2022年1月14日 12時

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