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12,狂ってる ページ12

パーカーのポケットから箱とライターを取り出し火を着け咥える。九井さんが顔を歪めたが気付かないふりをして口から煙を吐く。
タバコの煙は役目を果たしていないぼんやりとした蛍光灯の光によって青紫色に染まっていく。久しぶりのタバコを吸いながらくつろぐ昼下がりの午後。
今日は何も用事がない。晴れているから出かけようかなとか思ったりもしたのだが1人ではつまらないのでこうしてまったりとしている。
あぁでも凄く暇。

「九井さん,何かスクラップにする裏切り者ありませんか。」

「ある。こいつに情報を何処に売ったのか聞き出して欲しい。スクラップにはするなよ。」

「りょ〜かい。」

退屈で聞いてみると書類と一緒に言い返事が貰えた。予定が出来た私はルンルン気分で裏切り者の処刑場に足を運んだ。

さぁ,どうやって吐かせようかなぁ〜。

最近になって気付いたのだが性格が狂ってきている。反社にいるからかな。まぁどうだって良いんだけどね。そんなこと。

夏樹との約束を守れるのなら。

13,処刑→←11,黒く暗く



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作成日時:2022年1月14日 12時

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