風たちの冒険*10 ページ12
.
1「さぶろう。」
イッちゃんの呼ぶ声がしたから、ジロちゃんの肩に埋めていた顔をあげて、イッちゃんを見上げた。
1「さぶろ、よくお兄ちゃんとして頑張ったなぁ…おかげでチビ共もあんなに元気だ」
そう言ってデッカい声で泣きじゃくる双子を見て笑った。そして、オレの眼を優しく見つめて、
1「三郎、にいちゃん達の前では、泣いていいんだぞ?」
そう言った後、イッちゃんの大きい手が頭を撫でてくれた。
そしたら、今までガマンしてた涙がポロポロ、ポロポロ出てきた。
3「うっ、ふっく、ぅえ…」
泣いてることが弟たちにバレないように、ジロちゃんの肩にもう一回顔を埋めて、小さい声で泣いた。
オレが泣き止むまでずっとイッちゃんは頭を撫でてくれた。
.
オレも双子も落ち着いてきた頃、父ちゃんが
父「三郎、お前たち、プラネタリウム見に来たんだろう?」
って聞いてきたから、うん、と頷いた。
父「もうすぐ最後の上映が始まるってさ。」
すると横から
4・5「「見たい見たい!!」」
と元気な声がした。
4「サブちゃんも見たいよね?」
5「ねっ?」
3「アハッ!うん、見たい見たい♪」
父「じゃあ決まりだな!みんなで見ようか^^」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらげ(プロフ) - Ruri♪さん» コメありがとうございますm(_ _)mそんな言葉をいただけるなんて…!!恐縮です。。お読みいただきありがとうございました(´・∀・｀) (2013年9月29日 21時) (
レス) id: a62481771f (このIDを非表示/違反報告)
Ruri♪(プロフ) - いいお話ですね♪ (2013年9月29日 20時) (レス) id: 755b618195 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらげ | 作成日時：2013年8月23日 22時
