風たちの冒険*9 ページ11
③side
母「サブ、シロゴロ!!」
4・5「「ママぁ!!」」
おチビたちはみんなの姿を見つけるやいなや、母ちゃんの元へと駆け寄って行った。
母ちゃんの腕の中でワンワン泣いてる。
.
実は、さっきまで途方に暮れていたオレたちに、さっきのお姉さんが声をかけてくれたの。
家に帰れなくなったことを話すと、電話を貸してくれた。
家に電話をかけると、母ちゃんが出て、「なにやってんのよ!!!」とでっかい声で怒られちゃった…
すぐ行くから待ってなさい、って言われたから、弟たちが泣き出さないようにずっと「大丈夫、大丈夫、もうすぐ来るから」って言ってた。
けど、本当はオレも泣きそうだった。でも2人のお兄ちゃんだから、絶対泣かないように頑張ったんだ!
そしたらホントにすぐ、家族全員で迎えに来てくれた。
.
双子と母ちゃんをボンヤリ見てたら、
2「三郎、、」
ジロちゃんの低い声が聞こえてきた。
怒鳴られるッもしかしたらゲンコツされるかも、って思ってうつむいて固まっていたら、
ギュッて優しく、強く、抱きしめてくれた。
2「馬鹿野郎…心配させんな、すんげぇ捜したんだからな!!」
3「ごめ、んなさい…」
2「TVもエアコンも消せっていつも言ってるだろ?鍵かけるって分かってるだろ?勝手にどっか行っちゃ駄目だろ?」
3「ん、ぅん、うん…ごめんなさい」
2「はぁ…本当無事で良かった…」
そう言って、一層強くギュッてしてくれたから、オレもギュッてジロちゃんに抱きついた。
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くらげ(プロフ) - Ruri♪さん» コメありがとうございますm(_ _)mそんな言葉をいただけるなんて…!!恐縮です。。お読みいただきありがとうございました(´・∀・｀) (2013年9月29日 21時) (
レス) id: a62481771f (このIDを非表示/違反報告)
Ruri♪(プロフ) - いいお話ですね♪ (2013年9月29日 20時) (レス) id: 755b618195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2013年8月23日 22時
