Maiga family 4

起こし方 ページ17

〜1〜


ある日の午後


カーテン隙間から明るい陽射しが差し込む中、ベットの上でもぞもぞと固まりが動く。


コンコン


3「いちにぃ〜？入るよ〜！」


相変わらず無反応な固まりを見て、容赦無く布団が剥ぎ取られる。


3「まだ寝てるの？もうお昼だよ！いちにぃ起きてっ！」
1「……ん」
3「寝すぎだって(笑)ホラ！早く起きないと、ごろに怒られるよ！？」
1「…あと…ちょっと…」


さぶの声を背に、布団を剥ぎ取られたまま寝返りをうつ。


次に部屋に訪れたのは じろ。


2「一郎くん起きた？」
3「全然…。」
2「一郎く〜ん。起きないと、準備あるからね？」
1「……ん」
2「あ、一応起きてはいるのね(笑)」


そうそう、一応起きてるんだけど…まだまだ眠くて体を起こせないだけなんだよ…。


そして、しろがやってきた。


4「お昼ご飯できましたよ〜。まだ起きないんですか」
2「なかなか起きてくんなくて(笑)」
4「優しく声かけるだけだと、かなり時間かかりますからね」
3「俺布団まで取ったのに…」
2「ね(笑)ドンマイ(笑)」
4「はい、いちにぃ起きてください。せ〜の、行きますよ。」


両腕を引っ張られ、無理矢理起き上がらせられると背中を押されて部屋から出された。


2「さすが(笑)」
3「次はそうやって起そう〜(笑)」

愛情たっぷりで！→←良い子っぽい

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