Maiga family 3

ブレックファースト ページ13

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朝早くに会社へと出かける父さんを見送って、大きめのマグカップにコーヒーを淹れた


コーヒーを飲むのは習慣になっていて、こっちに来てからもはずせない


そのままコーヒーを片手にキッチンへ行き、冷蔵庫の中を確認


旅先に来てまで家族の朝食の心配をしてしまう


昨日着いたのが夜遅かった為、家の周りに何があるのかさっぱり分からない状態だった事を思い出し


「朝から外食は無理だな…、何時に起きてくるかも分からないし…」


そう考えた結果、冷蔵庫にあるもので簡単に作れれば問題ないだろう、という結論に至った


たまご、ベーコン、オレンジ、レタス…たっぷりパンもある


「うん、大丈夫だな」


使えそうな物を冷蔵庫から取り出して、キッチンに並べていると


「おはよ、早いね。父さんは？」

「おはよ、仕事に行ったよ。郊外だから通勤に時間かかるみたい」

「俺らもくる時時間かかったもんなー」

「ね、みんなまだ起きてこなさそう？」

「一郎くんはぐっすりだったよ」(笑)


朝じろにぃとコーヒーを飲むのは日本と変わらないな(笑)


今日どうしようか、と話していると残りの3人が階段を降りてきた


「おっはよー！」
「おはよーございます」
「…おはよ」

テンションばらばらな３人(笑)


「はよ、もうすぐ出来るから顔洗ってきてね」
「なんか手伝える？」
「うん、パンにバター塗ってもらえる？」
「りょーかい」


冷蔵庫からバターを取り出してじろにぃに渡すと、洗面所が何やら騒がしい…


「何やってんだかねー」(笑)
「ね」(笑)
「おーい！出来たよー！」


なかなか戻ってこない3人にむかって、じろにぃが声をかけてくれた


オレンジを添えたサラダに、ベーコンとスクランブルエッグ、多めに焼いたパンとコーヒーとミルク


ん、上出来！

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