Maiga family 3

家でひとり ページ1

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今日は二郎が大学へ講師に行く日なのでお店は休み


三郎と2人でも開店出来るんだけど、今日はモデルのバイトらしく


『花子の散歩までには帰るからー！』と言って朝から出掛けて行った


花子中心みたいだな(笑)


末っ子2人はもちろん大学


おいらはと言えば、リビングの窓を開け放し、テーブルに画材を広げ


途中になっていた絵の続きを描いている


……が、あまり手が進まず、今日じゃないんだな、と描く手を止めてしまっている


………


そうだ、親父に電話しよう


時差は11時間、今ならまだ向こうも夜の10時頃だから起きてるだろう


のそのそと寝転がっていたソファから立ち上がり、床に転がっていた携帯を手にする


………


数回のコール音で出た


「もしもし、父さん？久しぶり」


今年の夏もまだそっちに居るのかを先に確認して、この間の家族会議の話しをする


父さんは


『ハハハ、その家族会議に混ぜて欲しかったなー』


って言って笑ってる


「じゃ、また連絡するね」


電話を切って二郎にメールを作成


そして送信


一仕事終えた気分になり、ぬくぬくした日差しを浴びながら


ゆっくり眠気に誘われた

存在感→

ラッキーアイテム

革ベルト

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