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すぐそばのベンチの端と端に座りながら半分のバターどら焼きを食べる。


「今日はこれを絶対食べると決めていたので、一時はどうなるかと...、ここがやっぱり一番美味しいんです」

「確かに、美味しいです」


店の人からお茶まで貰ってしまった。気温に丁度いい温かさのお茶が体を温めた。


「その上着玉狛ですか?」

「まだ四日目のエンジニアですけどね。辻さんは入ってどれくらいなんですか?」

「俺は2年前くらいで結構古い方です」


京介や宇佐美と同じくらいか。ともすればかなり強いのだろう。


「なんか、不思議ですね。慣れてきました

俺、凄い女性耐性ゼロなんですけど。同じ物食べられるなんて進歩したんですかね」

「暗いからじゃないですか?」

「いや、目は結構いい方で。明るくて綺麗な色なら夜でもちゃんと見え...

あ、やっぱり無理です」


ダメじゃん。と思わず心の中でつっこむ。

逆光でも赤くなっているのがよく分かる。一体過去に何があったのか。


「そうだ、辻さん。私師匠に、スカウト旅について来ないかって聞かれたんですけど、どうすればいいと思いますか?」

「スカウト旅?ってあれですか。今度は片桐隊と草壁隊が合同で行うっていう。師匠ってミカエルさんなのか」


案外あまり喋ったことない人の方がいい回答をするかもしれない。良い人なのは分かったし、どら焼きのお礼としてと頼むとしっかり悩んでくれた


「そうですね...

俺は部隊に、最近誘われて決まったようなものなので断りますけど。もし、エンジニアだったら三門市外の甘い食べ物食べに行けるなら行くかもしれません。」

「そういう理由でもいいんでしょうか」

「いいと思いますよ。付き添い程度なんでしょう?」


そう言われてみれば。難しく考える必要もない。何か目的一つあれば十分なのかも


「多分...なるほど、それは楽しいかも。もし行くことになったらお土産買ってきます」

「え、いいんですか?じゃあ違う味のどら焼きをぜひ」

「はい、覚えておきます。それと、目が合っても案外大丈夫じゃないですか」


慣れたと思ったのに言った途端元に戻ってしまった。すぐに目を逸らす。


「うっ...意識するとやっぱり無理ですけど、次会う時は改善しときます。

長話しすぎました。そろそろ帰った方が」


店の中にある時計を見ると時刻は8:45。これは間違いなく怒られる時間だった。

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豆腐ノ木(プロフ) - ゆきむらさん» 4週…!?まじか嬉しすぎて頭おかしくなりそう…!!コメントありがとうございます!! (2021年3月29日 23時) (レス) id: bba6fd72fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきむら(プロフ) - ふぇ!!?!更新?!!(*´`*)ドキドキ。この作品好きすぎてもう、4週くらいしてます…続きが読める日を楽しみにしてます!!! (2021年3月25日 16時) (レス) id: 7eb94c6b54 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ノ木(プロフ) - あいさん» もちろんです。言わばこれほぼ序章で、いずれ原作に続く予定です。じゃないと全くもってストーリー書ける気がしないので!応援ありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: 696f41baff (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - そういえばなんですがこのお話は原作沿いまで続くのでしょうか?私的には続いてくれると嬉しいです!これからも更新頑張ってください! (2018年11月25日 17時) (レス) id: a2c75168cb (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ノ木(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!誤字脱字沢山あって読みにくいか心配ですが、ご期待に添えるよう頑張ります! (2018年11月5日 18時) (レス) id: 696f41baff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐ノ木 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年11月3日 23時

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