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「完全に迷った...!!」


川沿いで、目に映った猫を追いかけたりしていたらいつの間にか変なとこに入った。月明かりや家の光はどこも同じように見えてしまいでかい玉狛支部も見つからない。元の道に戻ろうとすればするほど変な所に出る。

私は通信方法を何も持っていない。今のところ要らないかなぁって思って言われても断っていた。後悔しかない


レイジさんなんて特に怒りそうだ。何とかならないか


そう思い辺りを見回しながらまたフラフラしていると、一際明るい場所がある。どうやら店のようだ。

明るいと逆に見つからなそうな店は小さく、入口に入るとショーケースが2mくらいあるだけだった。

どうやらもう少しで閉店らしい。


「お、可愛らしい嬢ちゃんが来るなんて珍しいね!と言ってもこれで最後なんだよ。いいかい?」

「え、はい。」


なぜか買う流れになる。入れば買うものだというのも確かに当然。ここに来たのも何かの縁かもしれないし。

上着のポケットに確か500円が入っていたのでそれを60くらいの店員に出す。


「バターどら焼き?」

「なんだ、知らないのか?まぁとりあえず食べてみな」

紙の袋をちぎり開ける。手のひらほどの大きさのどら焼きなるものは茶色の柔らかいパンに具が挟まっている。

甘い匂いが美味しそうだ。


「そ、そんな...」


ドサッ。と音がして後ろを向くと京介とは違う制服を来た人がショックで膝を着く


「新之助!悪いなぁ、今日はもう無くなってな...」

「いえ、俺が少し来るの遅かったのが悪いんです...」


なんだか物凄く申し訳なくなる。そんなにこれが食べたかったのか...。膝をつき涙を浮かべそうになる目の前の人物は私を恨むでもなく自分の事を責めまくっていた。

なんだか誠意というものを感じる。助けたくなる人ってこういう人なんだろうな、と思った。



「あ、あの...半分食べます?」

「え?



あ、あぁ...」


まだ口も手も振れていないどら焼きなら大丈夫かな?と考え声をかけてみる。潔癖症でなければだが

その人はどら焼きを見ると少し嬉しそうにしたが、私の顔を見るなり震えだした。


「だ、大丈夫です!また今度来ます!」

「そうですか?じゃあこれは食べ」

「あぁー!や、やっぱり半分ください...」

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豆腐ノ木(プロフ) - ゆきむらさん» 4週…!?まじか嬉しすぎて頭おかしくなりそう…!!コメントありがとうございます!! (2021年3月29日 23時) (レス) id: bba6fd72fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきむら(プロフ) - ふぇ!!?!更新?!!(*´`*)ドキドキ。この作品好きすぎてもう、4週くらいしてます…続きが読める日を楽しみにしてます!!! (2021年3月25日 16時) (レス) id: 7eb94c6b54 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ノ木(プロフ) - あいさん» もちろんです。言わばこれほぼ序章で、いずれ原作に続く予定です。じゃないと全くもってストーリー書ける気がしないので!応援ありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: 696f41baff (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - そういえばなんですがこのお話は原作沿いまで続くのでしょうか?私的には続いてくれると嬉しいです!これからも更新頑張ってください! (2018年11月25日 17時) (レス) id: a2c75168cb (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ノ木(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!誤字脱字沢山あって読みにくいか心配ですが、ご期待に添えるよう頑張ります! (2018年11月5日 18時) (レス) id: 696f41baff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐ノ木 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年11月3日 23時

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