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五十五球目 ページ6
最初のサーブはこちらから。
「なんで私が・・・。どちらかがやればいいんじゃないですか」
「別に誰がやっても変わらねぇだろ。」
ぐっ、それはそうだけども。
「悠チャン、サーブに自信ないの?」
「先輩、そこら辺にしとかないと。本当だったら、悠先輩が可哀想じゃないですか」
ニタニタと意地わるい笑みを浮かべる黒尾先輩と口元を押さえて笑う月島。
「アンタらねぇ」
ボールに意識を集中させ、高く飛ぶ。
ボールにタイミングを合わせ、勢いよく手を振り下ろす。
相手側のコートにバンっと音を立て、ボールが入った。
「っしゃあ」
「やれば出来んじゃん、悠チャン」
「少しは驚いてくれてもいいんですがね」
「っすっげー。な、な、赤葦っ!俺らも負けねぇぞっ」
あっちには逆効果ってまぁ。
タフだよなぁ、木兎先輩。
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2016年7月5日 12時