サバサバ系女子と排球部 2 (ページ36)

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八十五球目ページ36

翌日、部活に行くと沙羅の退部が耳に入った。

その後のことはほとんど覚えていない。

ただ、沙羅が抜けた代わりに私が入ることになった。

しかし、それも長く続かず私も沙羅の後を追うように退部した。

その後のチームのことはよく知らない。

覚えているのは沙羅の言葉や表情と沙羅が抜けた後のあの殺伐とした空気の2つだけ。

貴方「以上が私の過去ですね、、、。」

蓮「お疲れ、悠。」

貴方「ありがと、兄貴。」

周りを見ればそれぞれが違う表情をしている。

こんな話をけば、当然の反応だけれど。

貴方「まぁ、そんな怖い顔しないで下さい。こんな私が嫌なら嫌と言ってもらって構いませんから。」

日向「先輩っ！」

貴方「なにって、は！？なんでお前が泣いてんの？」

目の前には目に涙を溜めた日向がいる。

くそっ、可愛いじゃねぇか！

日向「だって、先輩が泣かないからじゃないですか！」

ん？どうしよう、、、。

日本語なはずなのに意味がわからん。

日向「一番辛いのは先輩のはずなのに、どうしてそんな無理して笑おうとするんですか！？」

目をこすりながら怒鳴る日向。

西谷「そう、だぞ！辛かったら、泣いていいんだぞっ！っーか、泣けよっ！ッヒク。」

そこに何故か西谷も加わる。

こっちも泣いているし、最後命令形だったし。

というより、この状況をどうにかしないと、、、。