七十七球目 ページ28
沙羅の宣言が本当になったのは、私達が二年生になってからだった。
沙羅がキャプテンになってから私達のチームはとても良くなっていった。
貴方「沙羅、すごいね。ちゃんと皆をまとめられてキャプテンって感じがする。」
沙羅「なに言ってんの。ここまでこれたのは悠のおかげだし、悠だってマネージャーとしてしっかりやってるじゃん。」
貴方「そう、かな?」
沙羅「そうそう。とりあえず、明日の練習試合でもお互い頑張ろうね!」
貴方「うん!」
ここ最近、私達のチームはよく練習試合が行われるようになったのだ。
そして明日は近くの中学校との練習試合がある。
ー当日ー
おかしい。
いつもならいるはずの沙羅の姿が見えない。
貴方「ねぇ、沙羅、見てない?」
女子1「え?見てないけど、もしかして来てないの?」
瞬間、私の携帯に沙羅から連絡が来た。
どうやら電車が少し遅れているようだ。
貴方「沙羅、電車の遅延のせいで少し練習試合に遅れるみたい。」
女子「どうしよう。今日、補欠の子もいなくてメンバーが足りないのに、、、。」
急いで確認してみれば、その子の言う通りである。
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2016年7月5日 12時