サバサバ系女子と排球部 2 (ページ26)

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七十五球目ページ26

あれは私が中学生の頃のこと。

私は中学でマネージャーとして女子バレー部に入っていた。

その時からバレーは得意だったけれど、マネージャーとして皆を支えたかったのだ。

バレー部内は仲がよく、実際に親友と呼べる子もできた。

その子の名前は如月沙羅。

沙羅もバレーが好きですごく努力家だった。

沙羅「悠、いつもありがと！悠とバレーするの、すごく楽しい！」

貴方「いえいえ。次の大会、レギュラーに入れるように一緒に頑張ろうね！」

沙羅「そうなれるようにいっぱい練習するんだ。いつかは私は内側から、悠は外側からチームを支えていこうね！」

貴方「うん。こんなに練習してるんだから絶対なれるって！そうなったらもっと楽しいよ。」

そんなことを言いながら、毎日二人して練習していた。

この時の私達はまだ知らなかった。

この会話をもう聞くことができなくなるなんて。

そして次の大会が近づき、メンバーに沙羅が選ばれた。

沙羅「悠、やったよ！次の大会は絶対に勝つからね！！」

貴方「おめでとう！私もマネージャーとして精一杯、サポートするからね。」

沙羅「うん、ありがと！」

その時の沙羅の笑顔は今でも鮮明に覚えている。