六十四球目 ページ15
貴方「さぁて、どうしよっかな?」
というかさっきから周りの視線がマジで怖い。
及川先輩のサーブ、取らなきゃ良かったなぁと少し後悔する。
貴方「まぁ、いつも通りいきますかっ!」
ジャンプサーブを打つが、これは止められる。
予想済みであったとはいえ、少し悔しい。
あちらからのボールを拾い、田中に渡す。
そこからはなかなかボールが落ちず、私にボールが回ってきた。
勢いをつけて飛び、ボールに触れる。
瞬間、静かに相手側のコートへボールが落ちる。
岩泉「なっ!?」
及川「フェイント?」
貴方「はい。」
とっておきのスマイルをあちら側に向ける。
国見「うわぁ、やりずらい人。」
国見がボソッと言っているが、しっかりと聞こえてる。
貴方「え?なんだって?」
国見「いえ、何も。」
その後も試合は続き、いよいよ最終局面。
澤村「悠っ!」
貴方「これで終わりっと!」
今までで一番強く、スパイクを決める。
瞬間、笛が試合終了を知らせた。
貴方「つっかれたー!」
澤村「お疲れ。」
鵜飼「期待通りってか、期待以上だな。」
貴方「そんなことはないですよ。これは男子たちが相手だったから、通用しただけです。」
とりあえず、息を整える。
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2016年7月5日 12時