六十二球目 ページ13
鵜飼「あっちこっちでお前がバレー上手いって話を聞いたんだよ。で、ちょうど他の奴らのやる気を下がってきてるし、いい刺激になると思ってよ。」
貴方「それで期待通りじゃなかったらどうするつもりです?」
鵜飼「その辺は大丈夫だろ。蓮にも確認済みだし。」
肝心の本人は一番後に話を聞いたけどな。
鵜飼「ということでよろしく。」
貴方「いやいや、無理ですって。私は今、筋肉痛でまともに動けないし、マネージャーとしての仕事もあるんですから。」
鵜飼「そこも問題ない。マネージャーの方にも話を通してあるし、やるのは休憩時間だしな。筋肉痛は動いてなんぼだから、気にすんな。」
この人、今、サラッと大事なことを言った気がする。
貴方「はぁ!?それってほとんどの人が見てるってことですよね?」
鵜飼「あぁ。」
さも当たり前のような顔をしないで頂きたい。
しかし、私がやるというのは確定らしいので話を聞くことにする。
貴方「それで誰とやればいいんですか?」
鵜飼「まず、形式は3対3だ。お前のチームが澤村と田中で相手側が及川と岩泉、国見だな。」
よりによって、あの及川先輩が相手とは、、、。
貴方「分かりました。」
鵜飼「よし、話が済んだところで体、ほぐしとけよ。そろそろ始めるからな。」
おかしいなぁ。私、マネージャーとして来たはずなんだけど、、、。
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2016年7月5日 12時