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『またそれ飲んでんの?』





日が落ちすっかり暗くなった教室の隅で


シャーペンを握り締め
教科書とにらめっこをする私の視界に
映り込んできた制服のズボン









「あ、お兄ちゃん部活終わったの?」

『おう。ごめんな少し遅くなって』

「いつもの事だし別にいいよ」





リュックに筆箱やリュックを詰め込みながら
口角を上げ微笑むとそれに答えるかのように
白い歯を見せて笑うお兄ちゃん








季節は変わり

マフラーを着けずに登校することが
困難になるほど寒さを感じるようなった




しかし、そんな季節でも
お兄ちゃんの笑顔は

真夏の太陽のように明るい








「さっきまた私の飲み物に文句つけたでしょ」

『いやいやいや文句じゃないって』

「嘘だ。呆れた声してたもん」

『それは…毎日飲んでて飽きないのかなって』





お兄ちゃんが指さした先には
私の右手に持たれた1本のサイダー


1日に1本は飲まないと気が済まないくらい
このサイダーが私は好き








「お兄ちゃんだって蕎麦食べるじゃん」

『そりゃそうだけどさ…』

「なら私が何飲んでも勝手でしょ?」







お兄ちゃんは何故か
私が毎日サイダーを飲むことに疑問を抱く




少なくとも週2回は
こんな会話をしている気がするんだけど

お兄ちゃんは気付いていないみたい





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設定タグ:King&Prince , 平野紫耀 , 岸優太   
作品ジャンル:恋愛
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むーちょ(プロフ) - ななみさん» そのようなお言葉を頂けてとても嬉しく思います。後悔の無いよう自分の持てる限りの力を発揮し、来月には笑顔でここに戻って来れられるように頑張りたいと思います…!少しお時間を頂く形とはなってしまいますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年1月14日 1時) (レス) id: f803838bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - むーちょさん、素敵な作品を読ませていただいてありがとうございます。受験生なんですね。お勉強大変でしょうが、春には希望の場所で新しいスタートが迎えられますように。体調を整えて力が発揮できますように…祈っております。 (2020年1月14日 0時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むーちょ | 作成日時:2019年11月15日 22時

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