おせっかいの愛の先には (ページ34)

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「...わかりました行けばいいんでしょ、」

涼『わーいやったー』

あの日から毎日のように

橋本くんに屋上に来ないかと誘われていて

断り続けていた

しばらくしたら来なくなって、諦めてくれたかと思ったら

また来たよ。え。

今日は図書委員の仕事で友希がいないし...

「なんでそんなに私に来て欲しいんですか、」

涼『え、仲良くなりたいから』

「なんで私なんかと...」

急に転校してきた、これといった魅力もない私なんかと

なぜ仲良くなりたいんだ

涼『...瑞稀が拒絶してないからかな』

「え、？」

涼『ねえ、友希ちゃんいないの何曜日？』

「えと、月曜日と木曜...あ、」

まってこれ言わない方が良かったんじゃ...

涼『じゃあ毎週月曜日と木曜日は屋上ね！！』

「ええ...」

やっぱりこうなった、

そんな笑顔で見られたら断れないよ...！

「わかりました...」

涼『やったー決まり～』

そんな話をしていると、屋上に到着

涼『瑞稀いるー？』

瑞『いるよ...ってなんでまた、』

「こ、こんにちは、」

上に登っていた井上くん

私を見た瞬間、すごく嫌そうな顔をした

拒絶してないってどこがよ、

瑞『はしもっちゃんが連れてきたの？』

涼『そう、これから毎週月曜と木曜に来るよ』

瑞『はあ！？...ちっ、』

あの笑顔、井上くんも断れないみたい

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