おせっかいの愛の先には (ページ33)

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友『A！どこで食べる？』

「え、教室じゃないの？」

次の日

お弁当を一緒に食べられるからルンルンの友希

友『せっかくだからどっか行かない？まぁ、中庭か屋上か...』

屋上だと、昨日行ってない方でも

なんか、気まずい、(笑)

「中庭行ってみたいな」

友『よしじゃあ中庭で食べよ！』

中庭にも、昨日行った方じゃない屋上と

同じくらい人がいた

あ、テニス部の先輩もいる

友『いただきまーす』

「わ、おいしそう」

友『いつもお母さんに作ってもらってるんだけど、彩りすごい気にするんだよね』

お母さんに作ってもらってるのいいな

そりゃ夜ご飯とかはお母さんだけど、

友『Aのもおいしそう』

「いや...見た目悪いし、」

友『そんなの食べたらわかんないじゃん』

そう言って、卵焼きを1つ取られた

「じゃあ私も」

友『うま！お母さん料理上手なんだね』

「あ、私自分で作ってるよ」

友『え！？うそ！！え、すご！！』

そんな驚かれるなんて(笑)

そんなすごくないって...

彩りとか栄養とかあんまり気にしてないし

野菜少ないから太りそ、

...明日から気をつけよう

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瑞稀side

涼『あ、Aちゃんだ』

「もう名前呼びなのかよ」

昼休み

いつものように屋上にいると

中庭を見ながらはしもっちゃんがそう言った

涼『友達って友希ちゃんだったんだね』

「そっちも名前なのか。てか友希って、佐藤？」

涼『そう。あんまいい噂聞かないけどね～』

そんなやつと一緒にいんのかよ、あいつ

まあ転校してきたなら何も知らないんだろうけど

涼『瑞稀ってさあ、なんで女子嫌いなの？』

「は？」

高山たちの話をしてると思ったら

急にそんなことを聞かれた

涼『昨日だってAちゃんが来た時嫌そうだったし、普段も絡まないし。瑞稀のこと好きな子たくさんいるのに』

別に嫌いってわけじゃないけど

どちらかといえば苦手なのかもしれない

「めんどくさいじゃん。女心とか、」

涼『えーそう？』

女好きのチャラ男め。

めんどくさいに決まってる

何したってきゃーきゃー言って...

「ほんっとに謎」

涼『ははっ。ねぇ、またAちゃん屋上来ないかな？誘っていい？』

「は？」

涼『わかった誘うね』

いいなんて言ってないんだけど。

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