おせっかいの愛の先には (ページ21)

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私たちの部屋には

2人ともベランダがついている

ベランダ同士だと結構近い

｢こんにちは｣

浮『こんにちは、隣だったなんて…』

｢私もびっくりです(笑)｣

まぁ、知ってたんだけどね？

挨拶に行ったとき、浮所くんは部活でいなかった

浮『どうでした？今日、学校』

｢う～ん…とりあえず、1人友達になれそうな子できました｣

浮『お、よかったですね！…あれ、そのリボン、赤…？』

｢はい、そうですけど…？｣

この学校は代によって

女子はリボン、男子はネクタイの色が違う

私たちの代は、赤

浮『僕も2年です！同い年だったんですね』

｢あ、そういえば、クラスの表に浮所くんの名前ありました！｣

下の名前読めなかったけどね

浮『えっ、僕の名前…』

｢あぁ、この前挨拶に行ったので。息子は部活で今いないんですけど、って言われたんで｣

浮『あぁ、なるほど…あの、敬語やめません？』

そっか、同い年だもんね

友希もタメだし

｢そうですね、同い年ですし！｣

浮『はい！じゃあ、よろしくね、えっと…』

あ、名前。

こっちは知ってても、自己紹介もしてないし

向こうは知らないよね

｢高山Aです｣

浮『ありがとう、よろしくね、高山さん！』

｢うん、よろしく、浮所くん！｣

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