おせっかいの愛の先には (ページ19)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:30,840 hit

19. ページ19

・

涼『よっ。...あの子誰？』

入ってくる道の方を見ながら聞いてきた

会ったのか

｢うちの学校の転入生。隣の席になっちまった｣

涼『あぁ、なんか話してたなみんな。...って、瑞稀何それ(笑)』

こっちを見ながら笑うはしもっちゃん

｢あ...｣

あいつが帰ってすぐ来たから

まだ剥がしていなかった絆創膏

カシャカシャカシャカシャ

｢撮ってんじゃねぇ！｣

涼『え、だって(笑)何があったか知らないけど、花柄って...アハハハハッ(笑)』

｢.....あぁそうだ。1個報告した方がいいかと思うんだけど。｣

ベリッ

涼『あ、剥がしちゃった』

｢いいだろ別に｣

涼『傷...？朝ついてなかったよね？どうしたの？』

｢それを今から言おうと思って｣

さっき会った出来事のだいたいの流れを話した

涼『なるほど、それであの子はここから出てきたんだ。あと、瑞稀が花柄つけてたのもあの子のおかげってことね(笑)』

｢おかげって...｣

つけてたのがいいことみたいに言うなよ...

涼『ん～...ちょっと考えた方がいいかも。やっぱ、去年から使ってる場所だし、簡単には譲りたくないな』

｢でも、次いつかは分からない。もし移るなら早いほうがいい｣

涼『難しいな...』

1年以上使ってきている場所を

簡単には譲りたくない

でも、移るなら早いに越したことはない

どうすれば...

涼『まぁ、今はここ使ってさ、いいとこあったら移るでいいんじゃない？それか、次来た時に.....ね。』

手をグーにして、拳を前に突き出す

そっか。

困った時は力で解決

それがこの世界のルールだ

｢そうだね｣

・