出会いはいつも突然で (ページ41)

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車に乗ろうとしたとき

？『やま…涼介くん！宏太くん！』

あっという間に聞き慣れてしまった声

なんとなく違和感のある名前に君付け呼び

誰なのかは一瞬でわかった

それは薮くんも同じみたい

「Aちゃん！」

薮『どうしたの？』

高『今日はありがとうございました！最初2人が来た時は夢かと思って…でも過ごして行くうちにほんとなんだなって。6時間目とか話してるだけであと少しなんだって思って寂しくなっちゃったりして…とにかく！2人が来てくれてよかったです！』

薮『ありがとう。俺たちもここに来れてよかった。』

「うん！多分ずっと忘れないな(笑)」

多分じゃない

絶対に、ずっとずっと忘れない

高『いつになるかわからないけど、いつかまた
絶対会いましょう！私も会えるように頑張りますから！』

「会うって言ってもどうやって？」

公開収録とかしてないし

この辺に住んでるわけでもないし…

会えるのかな…会いたいけど

高『なれるかわからないけど…将来女優になりたいんです！もしなったら会えるかな～って…』

薮『なれるよ、Aちゃんなら。』

「うん。どんなに大変でもきっと大丈夫だよ、Aちゃんなら。素敵な仲間もいるじゃん！」

由『うちら？』

浜『多分ね』

咲『えっ、ほんとにいた』

廣『おぉ～』

渡『素敵な仲間…！』

後ろにいる5人の子達を見ながら言った

それなりの反応してくれた←

ス『山田さん、薮さん。そろそろ…』

薮『はい。じゃあね！また会おう！』

「またね！」

高『はいっ！またいつか！』

ガタンッブォォォォォ

少しの会話をした後、車に乗って帰る

いつも通り予測不可能な

いたジャンのロケが終わっただけ

でもなんだか

いつもとは少し違うような気がした

薮『山田…』

「薮くん…」

薮『本当に終わっちゃったな』

「そうだね」

薮『Aちゃんがデビューするのを待とうか！』

「…うん！」

そうだ

Aちゃんは女優を目指してる

また会えるかもしれない

いや、Aちゃんなら絶対にまた会える

絶対にすごい女優になってくれる

こうして楽しい1日は幕を閉じた

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