*STARush's Story -2- *

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『『ありがとうございました！』』



「いや〜疲れた、！」



渡『お疲れ〜』



島『今日も無事終了か』



昼の部、夜の部共に大きな事故やミスなく無事終了！

みんなキラキラしてた〜…



「いつかはメインで出たいね」



島『そうだな〜』



渡『台詞言ってみたいな』



入所して早5ヶ月

小さな目標が沢山できた

やっぱり一番大きいのはデビューなんですけどね


マイク持って歌いたいとか

グループ組みたいとか

ライブにメインで出たいとか

もういろいろよ


そんな話をしながら

楽屋に戻っているとき



『ねぇ』



「…遥ちゃん、！」



遥『あなた高山Aちゃんだよね？』



「は、はい…っ！」



遥ちゃんに呼び止められた

え、私のこと知ってる、！

初対面だよね、うん

あ、怪我大丈夫なのかな、


なんて、テンションが上がってたのもつかの間



遥『…あのさ、あのステージ何？』



「え、？」



遥『あんなステージ、良いと思ってんの？』



何だろうと思ってると

まさかの、怒られた


とりあえず蒼と彩香には

先に戻っててもらった



遥『踊るのに必死すぎ。笑顔もない。全然楽しそうに見えない。あんなの見てて楽しくない』



「す、すいません…」



もしかして、響さんの言ってた私らしくないって

今指摘されてるところ…？



遥『時間が無かったんだとか、そういう言い訳いらないから。…ほんっとになんでこんなやつが代わりなのよ、』



「すいません…」



ただ、謝ることしか出来なくて


何か言われるたびにすいませんと頭を下げる



遥『こっちの身にもなってよ…本番直前に怪我した私の気持ちが、あんたに分かる！？分かるわけないよね！だってまだこんなこと経験したことないもんね！？』



「……っ」



遥『やっとの思いでグループ所属して、なのにそれが解体されて。仲間はやめてってたりまた新しいグループで活躍したり。しかも怪我して出演できないときの代わりは超新人とか…私がどれだけ悔しいかわかんないでしょ！』



すごい叫ばれてて


怖くて、自然と涙が出てくる



「ごめ、なさ…っ」



遥『なんで…、なんであんたが泣くのよ…っ』



泣きながら

その場に崩れ落ちるように座った



遥『…っ、ぅぅ…』



どうしたら良いか分からなくなってると

スタ研の先輩が来て

遥ちゃんをなだめてくれた


私は楽屋に戻って良いよと言われたので

何がなんだかわからないまま

とりあえず、戻ることにした



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