ツライツライ過去のお話 part12 ページ23
A「一生着ねぇ……こんな服ぅ……」
ひらひらとしたフリルが入ったゴスロリ風ワンピース。白い靴下にチョコレート色のパンプス。首にはレースのチョーカー。
顔にはまるで造形まで変えてしまうかと思うほど上手い化粧、黒縁のダテメガネ、そして頭には猫耳？を思わせるような帽子を被らされる。
先生「よし、完成っと。弔くん、これだったらバレないよね」
弔「大丈夫ですよー全然可愛いです……！」
先生「うんうん。可愛い可愛い。」
A「今すぐ脱ぎたい……」
可愛い可愛いと評価する男達をよそに、スカートの裾をヒラヒラさせ苦い顔をするA。
チョーカー、少し苦しい……
Aはチョーカーを外そうとするが、すぐに先生に止められた。
先生「これには、小型の発信機が付いてるから外しちゃダメだよ。」
弔「え、それって、僕じゃ逃げられるかもって事ですか？」
先生「万が一だよ万が一。Aちゃんがもしプロヒーローに見つかっても連れ戻せるようにね。」
弔はまだ少し不満そうだが、先生は笑ってたしなめる。
しばらくして、黒いモヤが現れ都内の街中にAと弔はワープした。
弔「久しぶりの街はどうかな？」
A「すごく気分が悪い。」
弔はAの返答に「ひどいなぁ」と苦笑う。
そうしてしばらく歩くと、1件の喫茶店にたどり着いた。
カランと音を立て、扉を開く。
その喫茶店はすごく落ち着いた雰囲気だが、若者が入りにくいという印象はなさそうだ。
何より
「いらっしゃいませ」
店長の声が優しそうだ。
低く、だが威圧感はない。穏やかでどこか聞いたことのある声だった。
A「相澤……先生…。｣
思い出すあの声。伸ばした手。あの笑った顔。厳しいけれど生徒一人一人に真剣に向かってくれようとしたあの先生。
早く、助けて。ここにいるから。
弔「大丈夫？そんな所に突っ立ってると入ってくる人の邪魔になるよ。」
弔は顔をのぞき込むようにかがむ。
Aははっと我に返り、空いている席へと向かう。
カウンター席は店員に顔を見られやすく、無名ではないAはバレやすいからダメだと、テレビに少し近い2人席に座らされた。
テレビはお昼のニュースが報道されていた。
「メニューはお決まりでしょうか」
ウェイトレス姿の女性の店員が水の入ったグラスをテーブルに置く。
弔はAにメニュー表を渡し、早く決めるように催促する。
A「カルボナーラとチョコレートパフェ1つずつ」
弔「……」
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艶音(・∀・ )(プロフ) - リリィさん» ご報告ありがとうございます！確認したところ、非公開状態になってましたので、直しました。確認不足でしたすみません<(_ _*)> (2016年7月31日 13時) (
レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ツライツライ過去のお話part12がないのご存知ですか…？ (2016年7月31日 13時) (レス) id: ba93ef5157 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 艶音(・∀・ )さん» しがらっきーて可愛いですね!!そういうことだったんですね!!これからも読ませていただきます!!!!!!!! (2016年7月24日 21時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
艶音(・∀・ )(プロフ) - 浅葱さん» ありがとうございます！しがらっきーの一人称は３年前(夢主ちゃんが逃げ出すぐらい)まで、僕っていう設定にしてます！(精一杯の言い訳)まぁ、その話はのちのち登場させていきたいです。分かりにくくてすみません。ご指摘サンキューです笑（*＾＾*) (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!!!!!!あの、死柄木の一人称は俺ですよ!! (2016年7月24日 16時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：艶音(・∀・ ) | 作成日時：2016年7月9日 17時
